※タロウさんはこれを書いてる今も頑張っています。

でも今にも命の火が消えそうです。

インスタでも報告していますが長い文章が書きにくいので

こちらにも書かせてください。

 

 

移動する時期にかなり悪い状態だったタロウさん

 

黄疸が出ていて、貧血が半端ない数値で生きているのも信じられないくらいでした。

それでもやはり移動はしなくてはならない。

他の子たちの移動と少し間をおいて栖シェルターへやってきました。

 

黄疸やそのほかの数値から病院ではFIPを疑っていましたが

その心配はなく、栖シェルターに移ってからはしばらく調子が良くなってよく食べて良く甘えて。

 

タロウは、2013年他団体からの移譲でにゃんだーガードのシェルターにやってきました。

一緒に被災地の活動していた高円寺にゃんダラーズさんが、2013年秋に原発被災地の浪江町で保護してくれた子です。

 

エイズキャリアでしたが、保護当時から人が大好きでとっても甘えん坊 飼い主さんかお世話していた人がいた子なのでしょう。

 

ボランティアさんにも良く甘えて人気者でした。

一時的にアレルギーがあったためエイズキャリアの療養部屋で手厚くスタッフにお世話にしてもらっていました。

 

エイズキャリアの中では、とても長く患っているわりには長生きしていてだんだん仙人のようになってきたと感じていましたが

やはり終わりは近づいてくるものです。

 

口内炎最近は酷くなって、水もまともに飲めない

しみて激痛が走るときの表情を見ていて辛かったです。

適宜補液を行わなくてはならなかったのですが

それもまったく嫌がらず静かにやらせてくれました。

薬も素直に飲んでくれて本当にいい子。

 

でも、一週間前からレベルの低下がかなりみられて

もうそろそろだという思いが募ってきました。

 

昨日、ボラさんをお休みにしていたので、一階から作業をはじめて

二階に来るのが遅くなってしまったんです。

しかも、電気のトラブルがあって掃除機が使えなくて。

二階の電気は使えると確認しに上がった時に気になってエイズ部屋の方へ行ったら

 

ドア下の部分から見えるようになっているのですが

そこにタロウさん横たわっているではありませんか!

 

朝見た切りさよならをしてしまった子も長年お世話しているとどうしてもあります。

 

だから、本当にびっくりして

「タロウ!!」

と大きな声で叫んでしまいました。

 

でも、まだ大丈夫だよと。 すぐ尻尾を振ってくれたので一安心。

 

昨日のうちは、そのあとも

うまうまタイムにも 覗き窓までお出迎えに来てくれる力が残っていました。

 

※タロウさんはウエットの好みがうるさく、かえってシーバのカリカリの方が大好きです。

身体を起こすこともまだ出来ていました。

自分から甘えることもまだしてくれました。

 

昨日の日中は、私は 作業してはタロウさんを見に来るの繰り返しをしていました。

 

少し他の子たちに気配りは出来なかったけど目を離したすきに・・・というのは本当にあるので心配で。

 

夜もタロウさんのいる場所をストーキングして見守っていました。

 

キジ白仲間の うたこさんは タロウさんが好きみたいで

良くタロウさんに甘たり舐めあったりしていた子です。

 

そんな うたこさん も心配で 私に負けじとタロウさんの横を陣取ります。

 

でも、朝までかなと思っていたタロウさんですが、まだ頑張ってくれています。

 

でも、昨日の夜のうちには起こせていた身体をもう起こせなくなりました。

 

今朝は 朝ごはんを目の前に置くと、反応がありました。

 

でも起き上がれません。

口元をくちゃくちゃするので、ペーストのものを少量 鼻につけたら舐めて食べました。

 

穏やかな時間も終わり、今は呼吸が乱れ始めてきています。

 

これを 書きながら、見守っています。

 

何匹こうやって見送って来たのでしょう。

シェルターに入って5年 本当に多くの子を亡くして来ました。

 

忙しい最中に充分一緒に過ごせず突然亡くなってしまう子もいる中で、久しぶりに死へ向かう子と穏やかに向き合うことが出来ています。

 

※ベットにのせてあげたのですが、窮屈そうでやめました。

 

こうして毎度見送っているのですが、毎回伝えられるわけではありません。

でも知って欲しくて、この子が生きた証や最後の頑張りを皆さんには知っていてほしい。

 

ブログで報告する時間をとるのは、インスタと違って大変だけど

これもタロウがくれた時間なんだなと思います。

 

 

 

長く頑張っているタロウさんの最後が安らかでありますように。

 

祈ります。