今 栖の会シェルターには14匹のエイズキャリアの子がいます。

 

病気や口内炎の症状が全くない子が5匹くらい

この子たちには、本当にこの後里親さんを見つけてあげたいと願っています。

 

残り9匹は 内臓の何らかの不調や軽度の口内炎から重度の口内炎を患っています。

 

肝臓や腎臓病を患っている子がこの中には多くいますが、療法食のフードは痛みがあるため基本的に食べてはくれなくてあげれていません。

 

今は何でも食べてくれれば万歳!な子たちばかりなので療法食よりもおいしいフードを基本としています。

 

皆様に ご支援頂いたウエットフードのおかげで、最近は本当によく食べて随分健康的になってきた子もいますので 本当にありがたいです。

 

口内炎が悪化し療法食が食べられないことはいい事ではありません。食べないと生きることは出来ないからウエットを食べてもらっているけど、それが別の意味で臓器系を悪くしているのも事実でしょう。でもとにかく食べてもらわなければ、ウエットは水分も取れますしね。

 

 

定期的な補液を行う子は今は2匹

脱水しやすい子と腎臓が悪い子です。

 

命が危ういような子はこの二匹くらいで

現在の栖の会保護動物は随分落ち着いている子が多くなっています。

 

移動前にお薬も沢山頂いておいて なんとかここまでもったのですが、そろそろ通院が頻繁になりそうです。

 

少し気になる子たちの健康診断も進めていきたいので

金銭的にも負担額が増えると思います。

皆様には この後もご説明しながらお願いをさせていただくと思いますが、その際にはよろしくお願いします<(_ _)>

 

 

 

口内炎の一番 酷い子 よひおくん

 

 

よひおくんは、震災後 葛尾村の給餌ポイントでTNRをした子です。その後数年間はそこで頑張って生きてきました。

家主さんから、納屋などの建物の解体にあたり野生動物の被害も多いので給餌をやめてもらえないかという事で、一旦このポイントの子をすべて保護に切り替えました。結局、給餌台などを工夫して野生動物の被害を少なくすることで、給餌は継続させて頂いているのですが、その時に保護した子です。

保護した時から人懐っこくて、とても甘えん坊です。

 

口内炎のため、

涎など口周りの炎症がとてもひどくただれている様に見えるので、ボランティアさんも見ていて悲しく辛そうです。

でも、私はそれを拭くために拭う事すらよひおくんには痛いので、どうしてもそのままにします。

本猫は涎が垂れていてもまったく気になりません。

綺麗・汚い・痛そう という感情で気になるのは人間だけですから。

そのよだれが垂れて 毛などについて、毛ががぴがぴします。

だから前足はとても汚れています。

それもよほどのことがない限り私は拭いたりしません。

治療した直後など調子が良いときに負担を掛けないようにまとめてやることはあるけど、普段はそのままにしているので、見る人が見ればあまりいい状態には見えないかもしれません。

でも、これはご理解いただきたいのですが、汚れているのをほおっておいている訳ではない事は知っておいてほしい。

涎をふくことがよひくんにとっていい事とは私はどうしても思えないのです。

どうかボランティアの皆様には私の思いをご理解して頂きたいと思いましてあえて書かせてもらいました。

 

このお部屋のベット類はある程度定期的にお掃除していますが、あちこちによひおくんの およだれ が着いています。

あっという間に汚くなってしまうので、ボラさんがいない平日はほぼ手が入れられず、週末にいっきにやってもらっています。

ボランティアに来てくださった皆様にはいつもご協力頂いて感謝しています。

 

よひおくん 

口内炎が酷くなり、闘病2年くらいだと思います。

 

状態は平行線で、痛みを一時的になくしてあげることしか出来ません。

最初は、非ステロイドの錠剤の痛み止めでの治療だった記憶ですが、それを早い段階で注射のステロイドに変更してとにかく痛みを取り除いてあげて。と治療をしてきたのです。

それも2週間は持たなくなってきて、そのタイミングで、たまたまかかりつけ病院をこちらの事情で別の病院へ通うことになったのです。

そちらの治療法がステロイドを使わない治療で、いい薬も紹介して頂いて今はそれに頼って治療しています。

この薬はメタカムの液状の薬ですが、たまたまよひおには相性が良かったようです。

 

それでも酷いときにはステロイドの錠剤をのませるか

注射で治療してもらうのですが、今は何とかどうにかそのお薬で保っている感じです。

 

ステロイドは、身体によいとは言えない薬です。

副作用が多く 糖尿病を併発したり怖い薬でもあります。

 

でも、一時的な効果は抜群で、涎もさらっと綺麗になってご本猫は本当に快適そうになります。

命を縮めるステロイドに頼って、QOLをあげることも大事だと思っていますが、

最後の砦として本当にぎりぎりまで今は使わないと考えています。

 

現在ひと月以上頑張ってくれてもっています。

常にとても痛いみたいですが、それでも食べてくれているので。

 

 

痛いときにやるしぐさがとても見ていて辛いのですが

皆さんにも知ってもらいたくてユーチューブにアップしました。

 

 

それでも頑張って食べてるよひくんです。

 

 

調子が良いとせっせと毛づくろいをします。

 

 

ほとんどがよひくんの為に用意した美味しいウエットです。

 

 

今日は朝までぐっすり痛みもなく寝ることが出来たようです。

 

 

治療の方法や、看取り方や、

終末期の考え方は人それぞれだと思います。

 

いつも後悔は絶えませんが、それでも寄り添って出来る最大限の事をしてあげたいと思っています。

 

 

 

 

先日 すみれさんの為にと募ったウエットフード

 

すみれさんはすっかり何でも食べられるようになったので

 

エイズの子たちにあげています。

 

いろんな種類のバイキングでみんな嬉しそうに食べています。

 

本当にご協力ありがとうございました<(_ _)>

 

猫砂のお願いもすぐ対応してくださって、かなりの在庫数になりました。

 

ご協力を重ね重ね感謝申し上げます<(_ _)>

 

 

長々読んで頂いてありがとうございます。