また日にちがずいぶんとあいてしましました。

自分の思いを忘れないために少しずつここに記そうと思います。

またよろしくお願いします

 

 

 

 

 

けいすけは昔から変わらない

優しくてまっすぐで、

 

汚れてなんてない

 

わたしとは全然違う。

 

 

涙と一緒に出た言葉

わたしが言った言葉

 

自分が辛くて楽になりたくて

流れにまかせて言葉にしたずるいわたし

 

 

 

けいすけがわたしの口を手で塞いだ

 

 

わたしがむせそうになって

慌てて手を離した

 

 

ごめん、おれ

なにしてんだ

 

けいすけがあやまる

 

ううん、

大丈夫、ごめんね変な事いって

けいすけが元気ないから

ふざけただけ

 

そう言っておちゃらけてごまかそうとした

 

冗談でもそんなこと言うなよ

 

そう言ってけいすけは怒った

 

ごめんって言っとるじゃん

わたしが強く言うと

 

うん

すみかにそんな事言わせる俺がわるい

ごめんな

俺は大丈夫だから心配すんな

すみかはすみかの幸せだけ考えな

 

 

またつきはなされる

近づこうとするとそうやって

いつもいつも

 

 

けいすけは後悔してないの?

わたしと再会できて嬉しい?

幼馴染としてだけのわたしが必要?

 

言葉が止まらない

 

 

けいすけ

どうして今になって戻ってきたの?

 

なんで今なの?

 

もっとおじさん

それかおじいちゃんになってから

元気にしとったかって話せたらよかった

 

そんなの私の勝手なおもい

けいすけはなにも悪くない

 

そんなの

わかってる

 

でもそういって責めたかった

身勝手な自分。

 

 

そんなこと言えるわけもなく

私はけいすけに

 

私にできることある?

それしか言えない

 

 

 

けいすけは俯いたまま

 

ごめん、お前の顔見たら

ちょっと弱気になった

 

 

母ちゃんには俺しかいないんだから

元気な顔みせてやらないとな!

 

ったくおまえが俺を2ヶ月も避けるからさー

ほんとなんかしちゃったかって

ずっと考えてたんだぞ

そういって また笑う

 

むかしの、あのときの、けいすけの顔

 

本当はなんか抱えてるくせになんも言ってくれなかった

あのいなくなる前の顔とおんなじ

 

 

無理して笑うくせ。

 

いつのまにか涙が溢れて

 

ばかだなぁ

けいすけ

 

そんなけいすけが

好きだよ

 

 

気がついたら

口から言葉が溢れてしまった

 

 

ごめん

今のはうん

違う

 

昔のねばかで真面目なけいすけがね

好きだったってことで

 

必死に言葉を並べようとする

 

私の口を

 

けいすけが塞いだ

 

 

 

 

 

 

ずいぶんと書いていませんでしたが、

久しぶりにまた書くことにします。

 

私とけいすけの出来事も止まったままではなく、ついに動き出しました。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

私はその場から動けずに玄関の中に入る。

 

2ヶ月のぶりのけいすけ

目の前にいる

 

私が帰らないようにぎゅっと腕をつかんだまま離さない。

 

けいすけ

痛いよ

 

私がそういうと

 

ごめん。すみか 、、帰らないで

 

かなしい顔して言うから、

 

わかった帰らないからって言うと

 

曇っていた顔が

くしゃっと笑って安心した子どもの顔

 

とりあえず中に入ってお互い向かい合って座った。

 

 

 

おばさんのこと、、、

 

私がいうと

 

けいすけは下を向いて何度も頷いた

 

ちいさな声で

もうだめかもしれない。

 

 

いつも元気で明るくて強がるくせに

弱気なけいすけ

 

 

私にできることある?

 

けいすけに言った。

 

もう会わないってあの時決めたのに

 

目の前にいるけいすけをそのままにしておけない

 

けいすけ

けいすけ

けいすけ

 

 

 

心の中でなんども名前を呼ぶ

 

 

 

私はこのままどこにむかっていくんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もういちどだけ

会いたい

 

 

 

情けない

不甲斐ない

 

 

前に進んでるつもりなのに

 

ずっと同じ場所にいるだけ

 

 

 

けいすけ

私はやっぱり

けいすけが心配でたまらないよ

 

 

友達として

私になにができるかわからない

 

でも辛いとき

力になりたい

 

 

私ができること

 

ずっといつまでも

けいすけの幼馴染

心友として

味方でいること

ぜったいいなくならないってこと

 

そばにいるのは

私じゃない

 

当たり前だけど

 

それが現実だと

 

仕事してると

何かが起きたときに

それをいつも痛感する

 

 

私はヤスに連絡して

けいすけの様子を見に行ってほしい

私は今日仕事でどうしても行けないけど

心配してること伝えてほしいって。

 

 

 

 

職場にいると

ヤスから連絡があり。

 

けいすけは

元気だったと

 

落ち着いてたし

饒舌に話していて明るかった

 

逆にそれがきつかったって。

明日朝早いから今帰ってきたって。

 

 

私はまたもくもくと

仕事を。

 

 

 

そのまま帰る

 

 

 

つもりが

 

家路にむかうはずの足は

けいすけの家へと向かっていた

 

 

けいすけ

家にいる?

今近くなんだ

外でてこれる?

 

 

 

いるよ!きて!

 

 

 

そうメールが来て

 

インターホンを押すと。

すぐにでてきた。

 

 

きたな薄情者~

仕事で無理だっつったくせに

 

 

私が

大丈夫?

っていうと

 

 

 

全然大丈夫!

 

...それより2ヶ月ぶりだぞ!

俺、なんかすみかにしちゃったかな

って落ち込んでたよ。

 

ごめんね仕事忙しくて、

そんなんじゃないから。

大丈夫なら良かった

じゃあ

 

 

 

 

精一杯の笑顔と

嘘で

その場から

立ち去ろうとする

 

 

けいすけが私の腕をつかむ

 

 

私はその場から動けずに玄関の中に入る