先日お伝えした桜橋周辺に発見された「路傍の土」ですが、墨田区は「除染基準に達していないから除染しない」という対応をとったことは以前にもお伝えしました。
「原発なくそうタンポポの会」の会員の方が、今日黒い土のあった場所の定期検査をしたところ、以前計測した「路傍の土」の線量が、0.911μSv/hから、1.242μSv/hへと上昇していたそうです。
一昨日、昨日の集中豪雨により、放射性物質が雨と一緒に地面に落ち、アスファルトをつたい集まったことが原因だと思われます。
あまりにも高い数値だったため、会員の方が側溝にたまる「路傍の土」を、除去したとのこと。(除去したあと、土を被せたそうなので、放射線は遮蔽されます。)除去したあとにもう一度線量を計測すると、0.106となったそうで、「路傍の土」が空間線量にあたえる影響が大きいことがうかがえる結果です。
市民による除染活動が今後必要になると思いますが、やはり基本的に除染を行なうのは自治体や国の役割です。墨田区は「路傍の土」の存在をうけとめ、あらたな除染基準や対応を検討していただきたいと思います。