「路傍の土」情報と東白髭公園・指定管理者からの回答 | 墨田区の子どもを放射能から守る会

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〜活動報告ブログ〜

放射能の問題に不安を抱くママパパが集まり、
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東白髭公園の放射線量について、公園の指定管理者様宛に報告と、除染の要請をしたところ、以下のような回答がありましたのでご報告します。

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日ごろから東白鬚公園の管理運営にご協力を賜り誠にありがとうございます。

 さて、今回お問合せいただきました東白鬚公園での放射線測定の結果についてですが、東京都の放射線対策といたしましては、国の基準に準じて行っておりますので、現在のところ除染の対象とはなっておりません。
 しかしながら、貴重なご意見をいただきましたので、対象箇所周辺につきましたは、通常の清掃を重点的に行うことで順次対応させていただきます。

 貴重なご意見ありがとうございました。今後とも東白鬚公園をよろしくお願いいたします。

東白鬚公園サービスセンター
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 都は、国の基準を基本にしており、地表から1メートルの高さで、周囲よりも1μSv/hを超えていなければな除染措置はとらないとなっています。(文部科学省/放射線測定に関するガイドライン)
 そのため、東白髭公園の指定管理者の方より、このような回答がくることは想定の範囲内でした。国や都、自治体もですが、空間線量を基準に除染をするかしないか…の判断を下しています。それは放射線が目に見えないからです。「人体に影響を与える線量以上」であれば除染する…これは外部の話しです。
 「路傍の土」のように、放射性物質が目に見えるかたちであるにも関わらず、紋切り型で「空間線量としては問題ない」とするのは大きな間違いです。「路傍の土」は高い放射線を発する放射性物質の固まりです。子どもたちが外で遊んだとき、衣服や手についたさい、何気なく口入れば内部被ばくをします。国や都、自治体がとるべき対応は、空間線量で判断するだけではなく、土壌がどれほど汚染されているのかを計測し、その値をもとに除染するかどうかを判断すべきです。

 また、東白髭公園だけではなく、桜橋付近でも「路傍の土」が発見されました。
 「原発なくそう!タンポポの会」が独自におこなった線量測定会(墨田区の環境保全課から放射線測定器を借りて計測)で偶然発見したそうです。資料をいただいたので紹介させていただきます。

東白髭公園の放射線量のまとめ

桜橋周辺の線量

 タンポポの会が計測した場所は、桜橋近くの高速道路入り口付近にある、回収自転車の置き場そばの道路脇です。直置きですが、最高値で0.911μSv/h計測されたそうです。すぐに環境保全課に伝え、翌日課としても計測したそうですが、区の基準値以下だっただめ、除染はしないとのことだそうです。
 桜橋はいまでは東京スカイツリーがよく見える観光スポットとして、土日になれば区外からの観光客や子どもたちで溢れる場所です。丁度この裏手には長命寺など七福神巡りが楽しめる場所もあり、言問団子など甘味屋さんも多くある、とても賑やかな場所です。
 近くにある保育園、幼稚園の散歩コースにもなっており、除染すべき場所であると考えます。
また、先にものべたように、空間線量だけで判断するのは間違いです。ここまで高い線量を発する放射性物質なのですから、ベクレル数も相当数あると考えます。区はきちんと土を計測し、それにもとづいて除染の判断をくだしていただく思います。

 近隣の住民のかた、お子さんをおもちのかたは特にお気をつけ下さい。
 
 みなさんのお住まいのそばで「路傍の土」らしきものが見つかった場合、見たという情報がありましたらお寄せください。