昨日の保護者説明会、
「出来れば両親で」とされていたので、
パパ参加率がすごかったです。
うちのは…体調不良もあり「大体言われることはわかってる」
と華麗にスルーされました。
キリスト教への理解と塾に行くなってことよね。
私もわかってる。私も体調絶不良。だけど行きましたよ。
さて、前回は大手三社を書きましたが、
そことの比較でグノについて書いてみようかな。
グノーブル
この間の受験で6期生を送り出したばかりの新しい塾ですが、
大学受験のための中高一貫性向けのグノーブルはもう少し前からありました。
サピックスから独立した先生方を中心に立ち上がったため、
テキストの形態や年間スケジュールなどはサピックスに酷似しています。
塾としては、サピックスの良いところは踏襲し、良くないところは改善した
「サピックスの進化形」である、というのがアピールポイントです。
我が家はサピ未経験なので、正確な比較はできないのですが
よく知られている違いは以下のような点です。
・理系と文系でクラス分けが異なる。
6年の土特日特以外は、グノレブ(月テスト)によって、
それぞれのクラスに振り分けられる。
理系は最上位でも文系は2番目、などとそれぞれのレベルで受けられる。
・1クラス人数は、10~15人。
理系の最上位クラスは6年の間ずっと10人でした。
文系は15人位。大規模校でなければクラス移動はそこまでドラスティックではありませんでした。
・4年のうちは、曜日を選べて週2回。
理系(月・火)文系(木・金)の中から都合がいい曜日を選べる。
・5年も週2回。
ここが他塾との大きな違い。
5年でも週2回しかなく、その分1時間夜が遅くなる(9時まで)。
テストも基本平日授業の代わりに組まれて、土日は年2、3回。
その分、家庭学習に余裕があります。
家庭学習が辛い&出来ない場合は、逆効果の可能性もありますが…
・お弁当は、6年2学期以降の日曜だけ。
・国語が記述重視で文章の難易度高め
平常授業は、物語の記述オンリー(若干語句の説明も)
(→今は4年から説明文も扱うようになったそうです!)
授業中、各自が記述を書く時間がとても多い。
何度も添削を繰り返しながら、満点取れるように書き直します。
説明文は6年の土特で初めて出てきます。
・算数も演習が長い。
この点はサピがどうやってるのか知らないのですが
授業内で各自問題を解く時間はかなり長いようです。
進みはサピより速いという噂もありますが、比較したことはありません。
解説は比較的丁寧で、慣れれば自習もある程度可能です。
4,5年のうちは、新出単元と前週の復習の2コマ構成で進みます。
・社会は5年で1年かけて歴史を扱う。
ここもグノオンリーのカリキュラム。
他塾では5年2学期から始まる歴史を新5年から始めます。
その間も地理の復習は行い、公民が始まると歴史の復習がセットになるしくみ。
6年になるとそこに土特のカリキュラムが入り、3ジャンル常に触っている状態。
その分復習が大変なことに![]()
・理科は6年のテキストが高度。
カリキュラムの順番は違いますが、進行具合などはそれ程違わないよう。
ただ、模試を受け始めると「サピ生は最近やったが、グノ生は4年以来やってない。」
といったずれが生じます。やむを得ないことですが。
4,5年の間は比較的シンプルなテキスト構成ですが、
6年になるとラーニングとベーシック(ついでに言うと基礎力テスト)とテキストが増え
ラーニングの難易度が飛躍的に上がるらしいです。
クラスごとに扱う問題は変わりますが、さらにご家庭ごとの微調整が必要だと思われます。
5年の後半から、サピックスの模試を受け始めますが
それまではグノーブル内のテストしか受けないため、子どもの実力把握に不安を感じる方も多いと思います。
グノレブの偏差値はどの程度のものなのか?というのは
学年によっても偏差値帯によっても一概に言えないと思いますが
完全な私見で言うと、サピックスマイナス3~5?位なイメージかと想像します。
サピックスの模試を受けても、カリキュラムの違いや慣れから思った偏差値は出ないと説明されます。
実際、うちも最初はマイナス10近くの時もありましたので、
立ち位置確認は不安が付きまといました。
秋以降徐々にその差は縮まり、学校別などは問題なかったので
基本的にはグノの偏差値が当人比でどうなっているかを見ていけば大丈夫だと思います。
また、小規模塾ゆえの悩みである6年秋の志望校対策。
カリキュラム的に開成・麻布、桜蔭などの学校はやっていることそのまま使えるのですが
それ以外の、NNやSSでは設置があるがグノだと志望者が極端に少ない学校を志望する場合
グノ日特でいいんだろうか?という悩みがあります。
恐らく毎年各校舎でその辺はバトルが繰り広げられると想像されますが
どっちがいいのか?は人それぞれ本当に正解がありません。
うちは結果的にグノを選んで正解でしたが、結果が違えばまた違う感想を持ったと思います。
グノは、平常や土特も含めたトータルでの学力をつければ、学校別対策は「下見」に過ぎない。
というのが、ベースの考え方にあります。
もちろん、過去問は(校舎によりだいぶ温度差がありますが)きちんと見てもらえます。
NNなどの学校ごとの頻出分野や出題形式をやり込むメリットと
個々人の学力を的確に把握している先生からほぼ個別に対策を授けられるメリット
どちらを取るのか、子供の体は一つですからエイヤで決めるしかありません(笑)。
やっぱグノーブルのこと書きだすと止まりませんねー。
我が家が体験したものと、今後の人数が増えた学年や大規模校舎の体験では
また違った感想を持つでしょう。
あくまでも過去こんなケースもあったという程度に、ご参照ください。