こんにちは、澄龍です。



先日、赦しのプロセスについての記事 を書きましたが、


何名かのクライアントさまから、


「やってみようとしましたけど、私はまだ、赦すタイミングじゃなかったみたいです。」


という声を、頂きました。



なので、


じゃあ、赦せない場合は、どうしたらいいのか?!


という事について、ここで述べたいと思います。



僕の、この記事を、ご覧になっている、という事は、


一応、アタマでは、赦したいんですよね?



何だか、赦したほうが、自分にとって、楽になれるんじゃないか、


とか、


赦したほうが、自分のためになる、そんな空気感だから、


とか、


何だか、澄龍さんが、薦めているから、良いんじゃないか、

 

とか、

 

動機はともかく、


思考の上では、赦したい、


でもでも、どうしても、ココロが、ついていかない、


どうしても、ココロに引っかかるものがある、


そんな所でしょうか。



まず、その、赦せない事柄については、


基本的には、


自分だけが、そう思っている、

もっと強く言えば、


自分だけが、そう思い込んでいる、


という事です。



では、どうしたら良いか?と言うと、


誰か他人に対して、その事柄を、口にしてみる。


これが、お勧めです。



出来るだけ、伝えても差し支えなさそうな人を、選ぶのがベターです。


(そのために、カウンセラーという職業が存在すると、言っても良いのかもしれませんね。)



たまに、当事者に言ってしまうという、兵(ツワモノ)も、居るかもしれません。


例えば、僕とか・笑


(僕の回想録で言えば、「【第82話】全く、あなたは頑固な子だね・・・ 」あたりが、参考になると思います。)


お勧めするわけではありませんが、当事者に伝えるのは、


劇的に一気にやりたい人向けです・笑



あ、話が脱線してしまいました。


では、なぜ、その事柄を、


誰か他人に対して、口にしてみるのがお勧めなのか?


と言いますと、


それは、“自分で堰きとめていたから”です。



堰きとめていたから、いつまでも滞留して、苦しむ上に、


いつまでも心の中で残留していくと、腐臭が漂い始めるわけです。


それを、他人に口にすることで、吐き出されていく用意が出来て、


手放していく準備が整ってきます。



感情も物質も(お金も)、循環するのが望ましいんです。

 


世間で、よく言われるのが、

 

川は、流れがよどんでいると、水は濁るし、

 

流れがあるところは、キレイさが保たれると、言われていますよね。

 

それと同じ原理です。



不要な感情は、不要物として、廃棄処分したいものなのに、


いつまでも放置しておくと、心が病んでしまうので、


本人にとって、好ましい状態ではなくなるわけです。



感情も、循環するように、流してあげるのが良くて、


心が感じないようにしたり、無かったことにしたりは、


しないほうが、自身の為になります。



なので、感情を感じないようにしたり、


いつまでも蓋をして、押し込めておいてしまうと、


そのうち、意識的には、忘れてしまうものですが、


無意識的には、いつまで経っても残ってしまいます。



そして、その感情は、忘れ去られないように、


「ここに有るよ!!!」と、自身の存在をアピールするために、


その感情を、再現させるような現象を創ります。



僕の例で言えば、「約束を守らない」→「人は信用できない」という、


現象を繰り返し創造しました。



そして、僕も、赦しのプロセスに入る前は、


『どうせ人は信用ならない』とか、


心では思っていながらも、


イイヒトぶって、他人を信用しているフリをしていました。



また、母に対して赦せなかった感情は、


見て見ぬフリをしているうちに、すっかり忘れ去ってしまっていましたし、


そもそも、どうして自分が、ヒトを信用できなくなったのかも、


すっかり忘れていましたし、


「約束を破られる僕は被害者だろう」と、


すっかりと被害者面を決め込んでいたものです。



そして、それらのことを、赦すために、


僕の場合は、母親との出来事について、


時間をかけて、みおちゃんに聴いてもらうことによって、


だんだんと緩和されていって、赦しに繋がれたと思います。


なので、他人に聴いてもらうって、とても大事なんですね。



そして、言えたことによって、スッキリしていくものですし、


わだかまりのようなものが、次第に取れていくものです。


自分の感情に直面する準備が、整っていくのでしょう。




・・・という事で、


赦しのプロセスに、つまづいてしまった時には、


こんな感じで、取り組んでみる事を、僕はお勧めします。




今回は、以上となります。



この記事が、誰かのお役に立てれば幸いです。


最後までお読み下さり、ありがとうございました(゜ω゜)ノ



【お知らせ】


久しぶりではありますが、本日、回想録も投稿いたしました。


ご興味のある方は、こちらの回想録もご覧くださいませ。