全米オープンテニス2015
車いすテニス最終日

男女シングルス決勝を
今日もWOWOWで
実況させていただきました。

全米オープン車いすテニス

4日間とも解説は
日本車いすテニスナショナルチーム
監督・中澤吉裕さんでした。

ありがとうございました。

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■車いす女子シングルス決勝
ジョーダン・ワイリー(GBR)
○6-4 0-6 6-1●
上地結衣(エイベックス)

ダブルスパートナーでもあり
親友同士でもある2人の決勝。
全米連覇を目指した上地選手は、
惜しくも敗れ準優勝。。。

試合後のWOWOWインタビュー

「彼女と決勝でやれたことは、
ごめんなさい・・・(涙)
すごく嬉しいですし、
他の選手よりも彼女に負けたことは
よかったとは思いますが・・・」


懸命に親友を称える瞳からは
悔し涙が止まりませんでした。

それでも今大会は、
新たに取り組んでいる
バックハンドのトップスピンを使い
世界ランキング1位に勝利するなど、
来年のリオパラリンピックに向け
手応えも感じたようでした。

「できたこともたくさんある。
方向性は決まった」


悔し涙の先には
笑顔に輝く金メダルがあるはず!!

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■車いす男子シングルス決勝
国枝慎吾(ユニクロ)
○6-7(4) 6-3 6-2●
ステファン・ウッデ(FRA)

約3000万円をかけたと言われる
新型車いすがフィットしてきた
世界ランキング2位のウッデ選手も
素晴らしいプレーを見せてくれました。

だからこそ、余計に
国枝選手の強さが際立ちました。

中でも
ロジャー・フェデラー選手の新技
「SABR(セイバー)
Sneaky Attack by Roger」ならぬ

「Sneaky Attack by Shingo
=SABS(セイバス)」

と、番組内で中澤さんとともに
命名してしまいましたが(笑)

名付けた次のリターンで
見事に「SABS」が炸裂!!

強すぎる!圧勝劇でした。

しかし、国枝選手は、
先週、セントルイスでの前哨戦を
首を寝違えてキャンセルし
ウインブルドン以来の実戦でした。

コンディション、ブランクの
不安とプレッシャー・・・

そのことについて
何も語らない国枝選手ですが
代わりに丸山コーチのコメント

「本当に苦しかった2週間ですが
良く闘ってくれました。
先週の事を思えば、
勝てたことそのものが奇跡です」


国枝選手、チーム国枝の
見えない努力・苦労があって
笑顔の栄冠につながりました。

改めてカッコよすぎます!!

国枝選手は、
全米オープン・シングルスで
2年連続6回目の優勝。

グランドスラム・シングルスは
通算20回目の優勝となりました。

おめでとうございました。

4日間にわたって
WOWOWでご覧いただいた皆様、
素晴らしいプレーを見せてくれた
選手・関係者の皆様、

本当にありがとうございました。
楽しい4日間でした。