先日亡くなった父が最後に住んでいた市に
妹と2人で行ってきました。

市から送られてきた催促状に記載されていた
父が住んでいた住所を尋ねると、父の部屋の
郵便箱には溢れんばかりの郵便物が詰め込ま
れていました(郵便箱は開けれないように結束
バントがされていた)。

部屋の方に行くと、ドアには壁とドアの境目に
この賃貸を管理してる会社の封筒が貼られてい
ました。封筒の中身は私も妹も気になったので
すが、養生テープでバッチリ貼られてるので、
こっそり開けるのは不可能な状態でした。
また玄関ドア横の小さい小窓は、中が見れない
ように、段ボールとテープで目張りがされており、
こちらも中の様子はわかりませんでした。

もしかしたら貼られていた封筒には父の遺品の
保管期限や訪れた人へのお知らせが入っていた
のかもしれませんが、既に私と妹は相続放棄を
決めていたので、管理事務所も訪ねずそのまま
その場を立ち去りました。


次に父の死に関して何かわかる事がないかと思
い、市役所を訪ねました。
介護保険、健康保険、年金、市税滞納の手続き
に関しては、相続放棄を手続きした書類を後日
送って欲しいとの事でした。

年金に関しては死亡した月までしか支給されず
死去した時点で自動的にストップするらしく、
第三者には悪用されないとの事でした。
でも、、、この年金の問い合わせをした時に、、、
対応した市役所の人がすごく嫌な顔をしたんで
すよね。
多分ですが疎遠だった父の年金を狙っている姉
妹だと勘違いされたようです。
いやいや!いらんからね!そんなお金!!
父が仮にプラスの財産があったとしても、私も
妹も全部放棄するから!!

でもきっといるんでしょうね、、、家族が亡くなっ
てもガメつくお金を取ろうとする親族が。
とりあえず市の方には
お金が欲しくて聞いてるんじゃありません!
何も事情が分からずで、年金だけは直接聞かない
と状況を教えてもらえないから来たんですよ!
とこちらの事をきちんと説明しておきました、
私と妹の名誉の為に。

そして次に父のお骨は市の無縁仏の登録にはない
と電話では聞いていたのですが、念の為直接管理
する部署に問い合わせしてみました。
しかしやはり登録はなく、電話で言われてたよう
に父が亡くなった病院で聞いて欲しいとの事。

そこで私と妹は悩みました。
病院側は市のように父と私達の関係が分からない
ので、安易に細かい状況を教えてはくれないので
はないだろうか??
しかし妹は
ダメ元で電話で聞いてみるわ!
と言い病院に電話をかけてくれました。

すると、意外に病院側はあっさり教えてくれま
した。
それも当たった担当の方が非常に親切だった
ようで、細かい詳細まで教えてくれたのです。

病院の方の話だと、父が転院して来た際、前の
病院から身寄りがないと引き継ぎがされたそう
で、亡くなった後は市内にある斎場で火葬され、
その斎場は身寄りがない遺骨は一定期間置いた
らまとめて、某地方に埋葬するんだそうです。
そして父の遺骨は既に某地方に送られており、
そこで問い合わせても既に探せない状態だとの
事でした。

無縁仏なのに市役所が把握してなかった理由は、
本人が身寄りがないと申告してたからというの
がここでやっと理解出来たのですが、、、
いや、、、たとえ本人が申告してても身寄りがな
く無縁仏なんだから、市役所が把握してないの
もおかしな話だと思うのですが、、、ここらあた
りはなんか非常にグレーですね。

結局遺骨に関しては、父の親戚が持ち帰ってる
訳でもなく、ひっそりと無縁仏として処理され
ている事が判明しました。
なんか、、、虚しいですよね。
自分のしてきた事の結果なのですが、親族や
子供がいるのが分かってても、身寄りが一人も
いないと自分自身で言わなければならない、最後。

父と疎遠になり約40年。
お互いに全く接点もなく、突然の父の訃報。
私自身あまり現実味がなかったのですが、溢れ
かえってる父の郵便物を見て、父という人間が
ここで生きて生活していたという現実を目の当
たりにし、正直なところ非常に気持ちがしんどく
なりましたよ。

そして市役所を後にした私と妹はその足で家庭裁
判所に行き、父の全ての遺産相続放棄申告しまし
た。言われていた書類等は全て揃っていたので、
受理はあっさりと完了。

長い一日が終わりました。
本当に本当に疲れました。
とりあえず大きな手続きは終わったのですが、、、
何故かその日以降私は体調を崩しており、
いまだ本調子ではありません。
なんかもらってきたのでしょうかね?苦笑。