O脚やX脚はOAになりやすく、一方OAになればO脚やX脚
を進行させやすい。変形性膝関節症では内反膝(O脚)の者が多
い。
①内反膝の測定
仰臥位にして、両踵を接触させる。内反膝であれば両膝関節
間は接触しない。この間隙に何本指が入るかを調べる。指2本
が入れば、「内反変形2横指」。
②外反膝の測定
仰臥位にして、両膝を接触させる。外反膝では両踵は接触し
ない。両踵間に指が何本入るかをみる。指1本半程度であれば、
「外反変形、1.5 横指」。
※FTA(FT角):大腿骨と脛骨のなす角のことを、大腿脛骨角(FTA femoro-tibial angle)とよぶ。この
角度の測定は、X線写真上で行う。正常では外側の方が少し小さく、175 °~ 178 °である。この角度が
小さいものを外反膝(=X脚)、大きいものを内反膝(=O脚)とよぶ。
5)大腿周囲径
疼痛→活動性の低下→筋萎縮という過程により、大腿四頭筋が萎縮する。大腿四頭筋の萎縮
の有無と程度を計測するには、仰臥位にして、膝蓋骨上縁から10 ㎝の部を、巻き尺で測定す
る。大腿周囲径に左右差があると病的意義が大きい。
中野栄煥
