カンブリア宮殿。 | すまブログ。

すまブログ。

09年簿記論、財務諸表論ゴウカクを目指します。お勉強日記中心になりますが、今をしっかり生きる、っていうことも綴っていきたいと思います。

 最近はテレビ番組もあまり面白くないせいか、あまりコレという番組が無いのだけれども、録画をして一応週末に見る、と決めている番組の一つにカンブリア宮殿(月曜 22時)がある。経済界の大物(経営者)などに対して村上龍がインタビューする、という番組だ。
 今回のゲストは日産のゴーン社長だった。
村上龍「派遣切りってどう思いますか?」
ゴーン社長「雇用調整は、避けられない問題。技術力やノウハウを教育してきたものが、失われることは大きな損失。雇用調整に踏み込むのは最後の手段。短期間で今回の不況が終わるなら、このような問題は起こらなかった。今回の不況がいままでと違うのは、不景気、円高、金融危機と様々な要素が重なっていること。」
 「今稼いだ利益を人件費に回すことは、一時的には痛みは少ない(=解雇などが起らない)けれども、その分開発費などに回す資金が不足し、景気回復期に新たな製品の供給ができなくなり、ダメージが大きい。」
なんてことを言っていた。

 
 世の中、この労働力の調整問題は連日報道されており、どちらかといえば労働者側から見た今回の問題、みたいな報じられ方が多かったように思ってた私。
 具体的で、なるほどなあ。と思ったのだった。
 今ここにある危機、と、予想される将来の危機。
どっちも対峙すべき問題なのだ。