伊豆大島の土砂災害、必死に救助作業を続けたにもかかわらず、頭以外ずっと埋まったままだった70代のおばあさんが亡くなってしまったそうです。
元気に出て、お孫さんに会おうねって言った救助隊の方に、頷かれたそうです。でも、だんだん衰弱して、ついに亡くなったそうです。
うちの実家は凄まじい山で、山間のくぼみにできたような小さな集落やから、今回の災害が他人事に思えない。
大地震とかならともかく、いつもはひどくても木が倒れたり小規模な土砂崩れがあるくらいで、「台風来る!死ぬかもしれない!!」なんて本気で思える人、そんなにいないと思う。
それをさも私は賢人、馬鹿な奴らに正しいことを言ってるだけじゃないかとばかりに、避難しなかった人たちや、行政を我が物顔で踏みにじる発言を連発するmixiユーザーの多さを見てすごく残念な気持ちと怒りをおぼえた。
つい最近気付いたこと。
今住んでいる場所、とあるバンドにより全国で有名な市なんですが。
駅近くにある建物に用があった時、七階から窓の外を見ると、結構海が近いことに気付いた。
そしてその距離が、9月末にボランティアで行った陸前高田市の、数百人が流されたとある避難所から海までと重なって、ぞっとした。
陸前高田市で大きな被害が出たひとつの理由として、建物に阻まれ海との正確な距離を把握できていない人が多かったそうです。
人間、すぐ海に面していなければ、案外その近さに気付かないものなんです。
海に面した県、海に近い場所に住んでいる方。
あなたは自分の家から海まで、どれだけの距離があるのか、今正確にわかりますか?
危機管理がなってない、と、さも自分は大丈夫みたいに言いますけれど、生き残った人が偉くて、死んだ人が馬鹿で自業自得なんですか。
それは関係ない場所に悠々と生きているからそんな事が考えられるんだと思うし、じゃあ同じような状況であなたが死んだら、思う存分貶していいと解釈できる。
死んだ人、被害にあった人を馬鹿にするな。結果論で悪者を作り上げようとするな。
悲しい思いを、苦しい思いを沢山している人に、お前らなんかが無責任に投げていい言葉じゃない。
…
岩手に行かせてもらえて、本当に良かったと思っています。支援ができたとか、そんな風には思わない。たった2日で私ができたのは、ほとんど無いに等しい小さなものだから。
でも、実際に自分の目で見たおかげで、自分の大事な人を守れる。
そこで亡くなった沢山の方に、自分や家族が同じ場面で、生き残るためにどうすべきかを教えてもらえたから。
それでも、手を尽くしても、私も死ぬかもしれない。それも教えてもらえたから。
話がまとまらないけれど、とにかく、今回の災害は自然のものだから、誰も悪くなんてない。
亡くなった方々がもう苦しい思いをすることのないように、また行方不明の方々が一人でも多く、生きて戻られますように。


