非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜 -9ページ目

非日常は日常になる〜妊娠・出産、育児で感じること〜

2015年7月、鉗子分娩にて長女出産。
子どもは望んで産んだけど、産後がこんなに辛いなんて聞いてない!
分娩の状況や、お世話もままならない産後の生活、その時感じた気持ちをありのままに綴っています。何かのお役に立てれば幸いです。

うるさいんだよ!
あやすなら外でやれ!!


突然の怒鳴り声に怯んでしまった

皮膚科の待合室にて、息子がぐずりかけたのですぐに抱っこ紐に入れ、立って揺すってた

断続的に「うぁ!」とか言うものの、泣き続けていたわけではない

もう寝るだろうとそのまま揺すってたところ、冒頭のようにおじいさんに怒鳴りつけられたのである

咄嗟に「ごめんなさいっ」と返して待合室を出たんだが、、
なんであんな言われ方をされなきゃいけないんだろう。。とショックで

ぐずりかけですぐ待合室を出なかったわたしがいけないのかもしれない
だけど…

それより、あそこにいたみんなが、うるさいと思っていたんだろうか
患者さんだけでなく受付の人も、医者も、看護師さんたちも
わたしも、子どもの声に慣れすぎちゃってただろうか
他の人の迷惑になってしまったんだ…

どうしよう謝らなきゃごめんなさいごめんなさい

胸がギューッとなる



…落ち着いて、落ち着いて、
自分にも言い聞かせるようにしてゆすり続け、息子はそれ以上泣くこともなく、寝入っていった

わたしの名前を呼ぶ声が遠くで聞こえて、看護師さんが走ってきた

「申し訳ありませんでした、おかあさん、大丈夫ですか?」

思いのほか優しい言葉に涙が出てしまった



個室に通されて、医師にも看護師にも謝られた

医師「不愉快な思いをさせてしまい大変申し訳ありませんでした。。お子さんもお母さんもお怪我等ありませんか?」

「いいえ、大丈夫です。こちらこそ。。…みなさんにご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません」

診察が終わり、処置をしながら看護師が小声で、
「お母さんは悪くないですよ!
あの患者さん、いつもそうなの。私たちスタッフも、怒鳴られたり、いろいろやられてるの。」
「だからね、謝ったりしないで。ああいう人は仕方ないの」
「居合わせた患者さんにね、お母さんに一言大丈夫だよ、気にしないでって声をかけたかったけど、、あっという間に出てってしまったから気になってて、って言う方がいてね」
「赤ちゃんは泣くのは仕方ないよねぇ、お母さんちゃんとやってたよ」
とお話してくれた

怒鳴ったおじいさんはとんでもないク○ジジイだったのであった

…続きます