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横田さん夫婦らが「声を上げて国を動かして」と呼び掛け/横浜

3月28日23時0分配信 カナロコ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090328-00000024-kana-l14
 北朝鮮による拉致問題への関心を高めてもらおうと、「北朝鮮による拉致・人権問題を考える県民集会」が二十八日、横浜市中区の横浜情報文化センターで開かれた。

 横田めぐみさん=失踪(しっそう)当時(13)=の父・滋さん、母・早紀江さんらが出席。拉致問題の解決へ足踏みが続く中、政府の対応の鈍さを指摘し「皆さん一人一人が声を上げて国を動かして」と呼び掛けた。北朝鮮に拉致された日本人を救う神奈川の会の主催。

 滋さんは昨年、米国が北朝鮮のテロ支援国指定を解除したのを受け「米国に協力を求めるだけでなく日本政府が独自に解決して」と主張。北朝鮮が弾道ミサイル発射の準備を進めていることについて「もし打ち上げれば世界中から制裁を受けるはずだ」と話した。

 早紀江さんは「めぐみは生きている。でも我々は影も見えない子供を幻のように追いかけている」と救出への道筋が見えない苦しみを吐露した。

 特定失踪者問題調査会の荒木和博代表は「拉致被害者や家族も高齢化している。積み残しすることは許されない」と政府の素早い対応を求め、弁護士の土井香苗さんは、北朝鮮の人権問題を「世界で最悪の部類」とし「政府が世界各国を引っ張り、拉致被害者の希望になるような行動を取ってほしい」と話した。  

最終更新:3月28日23時0分