有本さん夫妻ら早期解決訴え 救う会・奈良が第2回大会

10月14日5時10分配信 産経新聞

 北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す「救う会・奈良」(佐藤一彦会長)の第2回大会が13日、奈良市登大路町の奈良商工会議所で開かれ、市民ら約170人が参加。有本明弘さん、嘉代子さん夫妻ら拉致被害者家族も出席し、被害者の早期救出に向けた協力などを呼びかけた。

 大会には、拉致被害者の松本京子さんの兄、孟(はじめ)さんや、特定失踪(しっそう)者問題調査会代表の荒木和博・拓殖大学教授らも参加。それぞれの立場から問題解決への思いを語った。

 このうち、有本明弘さんは「交渉がなれ合いになっている。国として毅然(きぜん)とした態度をとるべき」と主張。松本さんは「皆さんに関心を持ってもらうことが解決につながる。どうかあきらめることなく応援してください」と訴えた。

 また「1日も早い拉致被害者の奪還を誓う」などとした宣言も採択。閉会後は参加者がのぼりや横断幕を持ち、近くで街頭啓発活動を行った。  

最終更新:10月14日5時10分

 今回の大会が、拉致問題への関心を持っていただけるヒトツの機会になっていればと願っています。

 ~(編)奈良野鹿子~