「「週刊新潮」の意図を疑う-記事に家族会が反論」
 
「『拉致被害者』家族に批判された安倍総理」との「週刊新潮」3月8日号記事
に対し、家族会が全面的支持との反論を発表した。

■「週刊新潮」の意図を疑う-記事に家族会が反論
 「週刊新潮3月8日号」の記事において、(「拉致被害者」家族に批判された
安倍総理)の副題のついた記事が掲載されておりますが、この書き方では、「拉
致被害者家族連絡会」が安倍総理を批判していると捉えられかねない表現であり
、
遺憾に思います。

 又、先週、週刊新潮の記者を名乗る方から有本家に、「取材」の電話申込みが
あり、その聞き方が「安倍総理の新潟訪問が、パフォーマンスと思いますか?」
といった作為的な聞き方であったため、有本嘉代子さんがメディアの「安倍総理
批判」を繰り返していることに対し、抗議された模様です。明弘さんも同様に記
者の問いかけに対し、抗議をされております。にもかかわらず、有本家の意見を
併記することなく、一方的に「拉致被害者家族」の名前で、あたかも家族会が
「安倍総理批判」をしているような誤解を与える記事にしたことは、意図的なも
のを感じております。

 私(増元照明事務局長)も、記事を読んだ同日に、新潮社のS記者に抗議をさ
せていただきました。「世論に誤解を与えるような書き方をしては困る。記事を
書かれるのであれば、家族会の総意も併記して書いていただかねばなりません。
あしてや、有本家に取材した内容には一切触れずに、「安倍批判」の意見だけを
取上げることには、疑問を感じております。

 先の、2月20日、家族会メンバーと総理との面会の中では、家族会の総意と
して、六者協議での日本政府の姿勢を歓迎し、感謝申し上げ、日朝作業部会での
姿勢も一貫した姿勢を貫かれることを要請。さらに、安倍総理の下での「拉致被
害者社救出」の手法にも謝意を申し上げております。

 蓮池氏にも確認しましたが、蓮池氏も「家族会の安倍総理に対する信頼を理解
しているし、安倍総理批判をしたわけではない」ということでありますので、あ
まりにも誤解を与える同社の記事に関しては、非常な不安を感じております。

 それは、昨今の「孤立」という文言を使用し、安倍総理の北朝鮮政策を鈍らせ
、
北朝鮮を利するような結果にならないかということです。安倍総理批判を繰り広
げることにより、日本世論を分断し、被害者の救出の遅れを助長するような結果
を恐れております。

 我々の悲願である「被害者救出」については、安倍総理を信頼し、お任せして
いる事実をご理解いただきたいと思います。

平成19年3月8日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 横田 滋

 これは私の感じる事ですが、今は本のみでなく、ネットでもいろいろな情報を得る事が出来ますが、その中の全てが真実では無いと思います。

 どれが真実であるのかは、その情報を見た人がそれぞれ見極める必要がありますね。

 真実を見る目を、大事にしたいと思います。


                            ~(編)奈良野鹿子~