何かを買う前に、
やたらと調べたくなる日があります。
必要なものを買うだけなのに、
気づくと検索していて、
比較していて、
メモまで取っている。
冷静に考えると、
そこまで大げさにする話でもないのに、
自分の中では、なぜか一大イベント扱いになっています。
たぶん、
失敗したくないんだと思います。
失敗したくないから調べる。
調べると安心する。
安心すると、買う決断がしやすくなる。
この流れは分かりやすいんですが、
問題はここからで、
調べたことで安心した気になって、
「もう大丈夫」と思ってしまうことがあります。
実際は、
調べただけで
何かが確実になるわけでもないのに。
特に、
体に触れるものは
この傾向が強い気がします。
合うかどうかが大事だと分かっている。
でも、合うかどうかは
買う前には完全には分からない。
だから、分からない部分を埋めるために、
準備を増やす。
ここでいう準備は、
行動というより
「情報を集めること」です。
情報が増えると、
自分が賢くなった気がします。
賢くなった気がするだけで、
実際に賢くなっているかは分かりません。
でも、その「気がする」が欲しい。
そう思うと、
自分はだいぶ単純だなと思います。
買う前に、
安心を先に確保したいだけなのかもしれません。
最近は、
その準備が始まったときに、
一回だけ止まるようにしています。
いま自分は、
「必要な情報」を集めているのか、
「安心できる材料」を集めているのか。
たぶん後者の割合が高い日もあります。
しかも、そういう日に限って、
調べれば調べるほど迷います。
選択肢が増えるからです。
最初は
「これでいいかな」だったのに、
調べるうちに
「こっちの方が良さそう」になって、
最後は
「分からなくなってきた」に着地します。
そして結局、
その日は買いません。
考えたわりに、
何も進んでいない。
これも、わりと得意です。
でも、たぶん
自分の中では意味があって、
「納得して買いたい」というより
「納得してからじゃないと動けない」
に近いのかもしれません。
それはたぶん、
良い癖でもあり、
面倒な癖でもあります。
面倒なんですが、
直すつもりもあまりなくて、
せめて
面倒になっている自分に気づければいい、
くらいで受け止めています。
準備って、
本来は前に進むためのものなのに、
たまに
止まるための理由にもなります。
安心したいから準備しているのに、
準備しすぎて不安になる。
この矛盾も、
よく起きます。
それでも結局、
ある程度のところで
「まあ、いいか」と思える日が来て、
そのときに買います。
たぶん、そういう流れです。
買う前に「準備」で安心したくなる日がある。
その癖が出たときに、
またやってるな、と笑えるくらいだと、
ちょうどいい気がしています。
- 前ページ
- 次ページ