そのタイムレコーダー本体は、酷く古いですから
も~う、とっくの昔に、メーカーからの補充用部品の
供給を受けられませんから、直せません、なので新しい物を
買うしか手はないですよと、物を売ればそれで良い的な対応に
いやいや、そうでなくて、印字が薄いだけなのだから
他社や他の機械用のインクとかないんですか?と聞くと
ありません、知りません、調べる気もありません的な返答に
脳味噌の奥の方から、プチッと音がして、じゃもう良いです。
自分で何とかします!と、キレ口調で受話器をガチャリ♪
いゃ~どうしようかね、インクの成分から調べようかなって
ネットをググればピタリと当たる、それ油性インクです!
うんうん、和文タイプライターに使っているインク系だと
そうだと思っていたんだけれども、やっぱりそうなんだねと
ネットの情報で納得、確信を持てたので、なら簡単じゃん!
昔、和文タイプのインク切れで、やったことがありますので
サラサラの鉱物油を少し垂らせば印字が濃くなります。
あくまでも臨時の修理方法ですが、もう、歳ですし
そんなに長くは使いませんので、5~6年も持てば
それはそれでOKなのであります。
ねっ、印字がとても薄いでしょ
読めない事はないけれども、これでは薄すぎますよね。
既に、小さな液晶表示は、寿命なのか見えませんが
カードを入れると普通に使えますから、機能的には問題は
まったくありませんから、廃棄するのは勿体ないですよね。
これがインクが染み込んでいるスポンジ状のローラーです。
本来であれば、これをユニットごと新品にすれば
パッと修理完了ですが、この部品がメーカーでは
もう作っておらず、供給が不能と言う事で、蓄積したDIYの
知恵から取り出して、ちょいと細工をしちゃう訳です。
サラサラの化学合成油、鉱物系と言えば、5-56ですよね♪
ほんの少しだけローラースポンジにシュッと染み込ませます。
油を良く馴染ませて、スポンジの向きを右左入れ替えます。
心棒から抜いて差し替えるだけの単純な作業です。
あとはホルダーにしっかりと戻して、作業は終了です。
DIY心に火を点けられて、よっしゃ直したるわ!と
手を掛けて、ここまでの修理時間は、約10分であります。
次に、印字試験に移ります。
Before Afterでこんなに文字の濃さが違います。
油性スタンプ台の補充インクがあれば、もっと濃くなりますね。
手元にないので、5-56で残っているインクを混ぜて
印字の時に濃くなるようにしているだけですが
実用に耐えられる印字の濃さになりましたよね。
修理の諸費用、5-56を、1.5雫、ほぼゼロ円で
また暫くの間、タイムカードが押せるように復活させました。
あの営業マンは、新品を売れずに悔しがるでしょうが
喧嘩を売った相手が悪かった!
DIYの達人を舐めちゃいかん!って事ですよね。
有っても無くても、取り敢えず、替えのインクを探すとか
お客様の為に頑張る姿、良い対応をしてくれたならば
とても評価が上がったのに、タイムレコーダーが壊れても
モノタロウから買っちゃう可能性が高くなりました。
まあ、新品二流メーカーで9000円、一流品のアマノ
スタンダートタイプで2万円前後と、決して高額な商品では
ないけれども、使える物は長く使わなくちゃ、地球温暖化に
更なる拍車が掛かっちゃいますよね。
地球環境にも優しく、財布にもなまら優しいDIYの薦めです。
そう、替えインクを探していたら、えっ!こんな商品もあるの!
驚き桃の木山椒の木!
通称、油性マジックペンの詰め替え用インクってあるんですね
しかも、ヤスッ! ネットでは300円程度で売られてます。
フェルトがモソモソになるまで使えるので、インクが出なくなり
エェェッ!仕方がないので、新しいマジックを購入しないと
ならなかったのに、インクが手元にあると、直ぐに使えて
買いに行く手間も無くなり便利ですよね。トホホ
屋外で、雨粒や水がマジックのペン先に付くと
書けなくなるので、常に、2本は常備したいですよね。
印字も復活、そして新たな発見もあり良かったです。
おわり