とても美しい女性が、何かお困りですかと・・・・・・
申し訳ありませんが、こ、この窓を開けて下さい。
あらまぁ~、防寒着も着ないで、こ~んな寒い日に
窓に指を挟んで、ずうっと、その恰好をしていたんですか?
それはそれはお気の毒様でございます。
何故にそのようなことになったので御座いますか?
すると男は、かくかくしかじかと、そうなった経緯を話すと
あぁらいやだ、ネットの話を鵜呑みにしたのですね。
スマートキーに、メカニカルキーがありますよね。
それを差し込めばロックが解除されますし、エンジンを
かけたままでドアロックも出来るのに、あんたってバカね。
うふふふふ~と笑いながら、窓を開けてくれました。
はぁ助かった、もう少しで凍死してしまうところでした。
どうもありがとうございました。
なるほどね、自動化、ディジタル化は進んでいるけれども
やっぱりアナログは永遠に不滅と言うことなのですねと
ちょっと照れながら話し、ふと振り返ると、髪の長い色白の
美しい女性の姿はどこにもなく消えていました。
きえたんかい!浚ってよ~と、あの物語のようにはならず
現実の厳しさを、まじまじと男は感じさせられたそうです。トホホ
いわゆる、メカニカルキーが、さすがキーだけありキーポイント
なんとも単純で簡単に、簡単に、ドアロックをして暖機運転が
出来ると言うお粗末な結果となりましたが、多くの人は
そんなことも知らなかったのかい、そかなことは寒冷地では
常識だよと、フフフフフッと笑っていることでしょうね。
自己努力で問題は無事に解決出来ましたので安心しました。
メカニカルキーの存在を忘れていたおバカな私でした。
おわり