ちょっと寸法をとりたくて、スケールを探しに倉庫へ行くと
いわゆる、コンベックス、スケール 巻き尺 幅19㎜
長さ5mのものがありましたが、延ばしてみると、えっ!
誰が壊したのかはわからないけれども、550㎜付近で
ポッキリと折れていて、更に、毟れていて、辛うじて
繋がっていた物があったので、捨てるのも勿体ないし
ちょっとした寸法取りや、ホビー用として使うために
貧乏くさいですが直すことにしました。
だって、だって、ネットとか、お店で買ったら1600円から
3500円もするんだもん、直して使えれば得するもん♪
エ~ッ、そんなもん直る訳ないっしょ!と、誰もが言うと
思いますが、直して見せようモノタロウ、もとい、桃太郎
ねぇ!酷い折れ方でしょ!直りそうもないでしょ~♪トホホ
延ばしても中折れするし、無理矢理に押し込んでも
巻き取らないし、もうもう最悪な状態になっていました。
切れてしまうのも時間の問題で、切れたら最後、シュルル~
550㎜から先を残して全部中に中に入っちゃいますよね。
もう、そうなれば直すことも諦めた方が良いぐらい直す
手間が買う方がやすくなったりしますよね。トホホ
そうなる前に直さなくっちゃと言うことで、まずはヤスリがけ
ギコギコスリスリと塗装を剥がして、次の工程に進みます。
塗装を剥がした部分に、ハンダこてでハンダを均一に乗せて
少し幅広に接合部をしっかりと作ります。
薄い鉄板でアップリケを作り、鉄板に微妙なカーブを作ります。
薄い錫メッキのブリキ板と言うのか、とてもハンダと相性が良い
鉄板を使うことが、良い仕上がりのコツになります。
焦らずに繊細に、コツコツとハンダあげ作業を行います。
ハンダは毛細管現象で、まるで隙間に吸い込まれるように
入って行きますが、相手は鋼(ハガネ)なので変形をしたり
ハンダが固まる前に剥がれたりと、熱しすぎず低すぎず
微妙な手さばきのコントロールが必要な作業になりますね。
表面と裏面にハンダを溶かしてしっかりと、アップリケの
鉄板を固定させて、ヤスリ等で磨き上げれば出来上がりです。
目盛りが消えているので書き込んで、あれっ?1本多いかも?
まっ!1ミリ、2ミリは、芸者の花と言うことで・・・・トホホ
巻き取りも確認してみると、スムーズにシュルシュル♪と
巻き取られますので動作は完璧、そして強く引っ張って
強度も確認して、全然問題なくしっかりと接合されています。
たかがスケール、されどスケール、無いと困る測定グッズ
約1時間程度で修理は完了なので、安月給の私の時給に
換算すると、相当な利益と言うのか、お徳感となりました。
普通ならば、あっ!壊れてる!ゴミ箱にポイですよね。トホホ
勿体ないお化けに食べられないように、直せる物は直し
長く使うように、物は大事に使いましょ~う♪
おわり