打ち出の小槌を振ればボロが出る | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

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Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

諫早湾干拓事業も開門すれば、沢山のボロが出るでしょうから
日本国政府は、そのボロ隠しの言い訳を探していたり、強硬な対策を打つか
大臣や官僚達は、てんやわんやの大騒ぎ状態なのでしょうね。

「リングの上は大騒ぎ」とやら、そんな名の、カセットテープからダウンロードして
遊んでいたパソコンゲームが、あったが、その動きは単調でリアル感ゼロ
あまり面白くはなかった想い出が残っている。

パソコンで、データー通信と言えば、電話を相手先に掛けて、電話を通話状態にしてから
今から送るからと言い残し、電話機の受話器を直接、通信カプラーと言う機械に
乗せて、AUX端子に繋いだ送信側のパソコンと、マイク側に繋がれたパソコン同志が
ジーーーーガガガ ジジジーーーガガと、音がモロに聞こえる通信をしていた訳だが

おお、これがデジタル通信の正体なのか、なんて凄い画期的なシステムなのだと
文明を感じ、凄い力を得たパソコンに、目を丸くしていたのは、遠い昔の過去

もうその頃には、諫早湾干拓事業は始められていたのであり、遠い話でもない気がする
人間が自然環境に与えているだろう害悪が、大きく取り上げられるようになってからは
公害問題や事件を除けば、良いとこ10年も経ってはいないのかも知れない。

漁師達が不漁だと嘆く海を見ると、透明で綺麗な水の下には、海草も生えていない
白い石が透き通って見えていて、原因が分からないと、何度も首を傾げる学者の姿があった
おいおい、学者のくせに、そんな事も分からないのかと、テレビに向かってドヤしたが
その声は勿論、学者に伝わる筈もなく、学者はしきりに乱獲が大きな原因でしょうと
繰り返している姿に、おいおい、貴様って呆れ返ってしまったのは、此処で言うまでもなく。

開発建設部は、巨額な予算を組み次々と砂防ダムを造り続け、ダムを造れる地形を探しては
長期を掛けてダム建設に着手し、地域の雇用や経済を守る為だと、賛成派は多数現れては
俺にも仕事をくれ、次の仕事はまだ出ないのか、先を争うかのように公金に群がり
次は俺の番だ、ならばその次は俺の番だと、次は俺だと揉め事も増え始めて
仕事の割り振りをする者が現れ、その業者には落札価格を知る、天下り達が雇われて

政官財が結託した談合組織が完全に出来上がり、落札率98%の税金の垂れ流しが出来て
仕事が欲しい業者達は、こぞって天下りを受け入れる為に、手を挙げ始めたのである。
何度かその事実が事件となり、不正を暴かれそうになったが、地域経済を守る為の
必要悪だとして、国会議員などの大きな力が動き出し、悪い業者は此処だけですと
トカゲのシッポ切りが行われ、幾度か難を逃れて遂最近まで至っていた訳だが

どうも世間の風当たりが悪くなり、じゃ入札は公平である事を示す為に
ルーレット式で指名業者を決めましょう的な、安易なパフォーマンスが始められたが
当たるも八卦、当たらぬも八卦、一向に仕事が回ってこない業者は
遂に、天下りの糞にも役に立たない輩達を抱えて、もうそんなものはやめてしまえと
号を濁し怒りだし、仕事もとれずに肩身の狭い思いをしている、天下りのOBも動き出し
ヤメ、ヤメ、ルーレット式は、当たり業者が偏るから、不公平だとして廃止だ廃止だと
あっという間に廃止されてしまい、まんまと上手く事を納めて、再び潤いを取り戻したが

今度は日本政府に金がない騒ぎが起きて、予算削減の大誤算に巻き込まれ
絶対量が定められた、少ない玉の奪い合い、生き残り合戦が業者間で起きてしまい
どうしても仕事を取りたい業者は、悪い役人を誑かし、袖の下を渡しては
落札価格を聞いては、仕事を落札していたのだとさ、出先頃に数名が逮捕されました。
でもそれは、氷山の一角にしか過ぎず、明日は我が身かと、ぶるぶる震えている役人達が
沢山居ると言う事じゃ、これでお話は終わりますが、新しい物語が作られますので
その時にまた、お目に掛かりましょう。では、また、さようなら・・・

危なく終わってしまう所だった、透明な水の正体は、山からの養分が海に流れ込まなくなり
海草が育たなくなり、海草を住処にする魚や、産卵する魚がいなくなった事が
不漁となった原因であり、産業のために道路が必要だとして、山を切り崩しては木々を伐採し
弱った山肌からは土が流れ出し、治水のためだとして砂防ダムが造られ、農業用水に使われる
だろうと空想的な計画も現実に動き、大きなダムもついでに造られ出して、木材価値が低い
広葉樹が生い茂る原生林は、金にならないからと、忽ちに伐採され続け

真っ直ぐ育ち木材産業に都合の良い、針葉樹ばかりを山に植林し、山々には広葉樹の姿が
めっきりと減り、山肌には落ち葉が堆積しない、腐葉土がなかなか造られない変な構造に
などなど、人間が手を加え続けた、様々な事柄や要素が複雑に絡み合って、海までも殺して
しまっていると、あの学者を訪ねて、懇々と諭し言ってあげれば、もっと早い段階で
自然を大切にしないと必ずバチが当たる事が、多くの人に知られたのかも知れないと
今更になって大きく悔やむが、後の祭り、久間じゃないけれど、しょうがないのだろう。