新潟県中越沖地震で被災され現在も仮設住宅で
不自由な暮らしを強いられていらっしゃる
７０歳代の初老の方からの言葉から
現代社会の中で、なにが幸せで、なにが不幸なのか
全く分からなくなってしまう複雑な言葉が胸に響きます。
「原発のおかげで柏崎は豊かになったから絶対反対とは言えない」
皆様には、その言葉を聞いてどう感じるのでしょうか
ある物を造り続ける技術者達は、自ら造る物が、自分の家族も含めて
万民の多くの人々の為に絶対に役に立つのだと、揺るがない理念と
自信から、人を誑かしたり、欲望を駆り立て煽ったりする心もなく
何一つ嘘も偽りもない、本当の純粋である善意から
造られ続けているのであれば、なんの不安も持たない筈ですが
造り続けている中で、大きな間違いがあると誰かが気が付いても
手を置き深く考え直そうとした時に、一度でも動かされた思想理念は
メンツもあるし体裁も悪く成るから、動き出した当初の正しいは
曲げられないと言い出す組織や、それらに関係する者達の力により
技術者達はそれを止められなくなり、造り続けているとしたならば
技術者達は、意地もプライドも、善意すらも全てを金で買われ
誰を正す事もなく、間違いを間違いだと言えもせずに
ただ黙り込んでいる、雇う権力者からの指示に従い動き続けている
悪意がもとにある思想を実行に移し行く、世の中を悪に染め行く
だけの、命令服従回路しか持たない、ある者達に操られ続けている
薄汚いロボットにされているのかも知れません。
悲しい事に、そう成っているだろう技術者の多くは
自らの姿が見えず、自分は正しいのだと
今も動き続けているのでしょう。
世の中に溢れている全ての物や考えの中の、安心と安全人に寄せる
信頼などが、悪意のある者達に悉く踏みにじられ、次々と失われ
ている現代社会の様相に、もう一度、自ら達が胸に手を当て考え
直すような、日本国をまともな世の中に変えて行く為には
逃す事の絶対に出来ない、大切な時期が来ているのかも知れません。
この時期を逃すと、正に地獄の世が来るのかも知れません。
（子供達にツケを回し続けている年寄の誤った思想観念、愚かさを正さなくては駄目でしょう）