自然を完全に征服したかの様に振る舞う人間達、神をも超えたと奢った気持の者達により
「数億人」の「生命と健康」に、危機を与えたと言う事は、今回の事故で事実として
あったと残される訳であり、今回はたまたま運が良く、誤魔化せる程度の放射能漏れで
済んだと言う、不幸中の幸いだっただけなのであり、その人が住めなくなる危険を抱えた
施設が日本国内の至る所に存在し続けていると言う、その事実を知らなくてはならない。
生活の利便性、快楽と快適を求める為に、自ら達の生命までも危険に晒し
自然界を人間の頭脳と力で、征服したと思い込んでいる人間達は
食料を燃料に変え始め、貧しき者はより貧しい生活を強いる計画を進め
半永久的なエネルギーを得るために、事があれば制御不能に陥る原子を扱いながら
天命が下るその時を待ち続けているのだろう。
人間は、どこまで欲望に満ちながら流れて行くのだろうか
頭でっかちの先生達のする事は、全て失敗に終わりながら
それでも、神のように扱われながら崇められ
欲望にだけ流れ生きる人間達を戒める為に、自然界の力は
人間を滅ぼそうと牙を剥く事だろう。
大雨で世界最大級のダムは決壊し、旋風は家々を吹き飛ばし、地は揺れ裂け
海は盛り上がり襲い来ては、原子力施設すらも、なにもかもを呑み込みながら
やがて網に掛かる魚は、四つ目の魚が多く捕れ始め、それは希な事であると
これらの施設は安全なのだと、頭でっかちの先生は言い放ち続け
なにもかも、科学的根拠のない噂話だから、安心するようにと屁理屈を並べ立て
安全だと言いつつも、自らの家からは、それらの施設を遠ざけながら
どんどんと造られ続けて行くのだろう。
安全なのであれば、どこにでも造れる筈なのだが、輩達は金をちらつかせ
それを欲しがる欲望にまみれた者達は、その金を欲しがり、生活のためだから
仕方がないと欲望の侭に流れ、安全は蔑ろの侭に創られ続け
誰も今さら、危険だとは言えなくしてしまったのだろう。