9日に終わったフィギュアスケートの新種目、団体で日本は5位に終わった。フリーで男子、女子、ペアを制して優勝したロシアは別格にせよ、2位のカ ナダはペアとアイスダンスが全4種目で2番手、3位の米国はアイスダンスでトップと「カップル種目」で好成績を上げた国が上位に入った。一方で、今大会の 採点傾向も見えてきた。全体的に高得点が出ず、演技要素の認定も辛めのようだ。
日本選手で最も良かった男子SPの羽生結弦(ゆづる)=ANA=は97.98点をマークしたものの、自己ベストには及ばない。目立ったミス は、後半の3-3回転連続ジャンプで前半の軸が斜めになったことくらいだが、世界歴代最高得点を出した今季のグランプリ(GP)ファイナルより総要素点で 2点近く低い。
女子フリーの鈴木明子(邦和スポーツランド)はミスが相次いだとはいえ、演技要素は7個のジャンプのうち5個で回転不足や踏み切り違反を取られ、かなり厳格に認定された印象。プログラム構成点も相対的に引き下げられており、回転不足や踏み切り違反がジャンプ2個にとどまった今季のNHK杯では 8点台が3項目あったプログラム構成点が、今回はスケーティング技術1項目だけとなった。
注目されるのが地元ロシアの期待の星、15歳のユリア・リプニツカヤへの高評価。GPシリーズでは7点台も散見されたフリーのプログラム構成 点は1月の欧州選手権から急上昇し、今回もすべて8点台。19日に始まる女子の個人戦でも、伏兵から金メダル候補へ駆け上がったといえる。【芳賀竜也】
2014年02月10日八木沼さんや本田君の解説聞いていたら他国には厳しくなかったよね
女子も男子も日本に厳しく某3ヶ国に甘かったよ
鈴木選手が素人目に解るミスをしたらヤバイと思っていた
演技構成点を絶対下げられると思っていた
要するに素人の見た目が大事だという事だ
しかし、リプは子供の演技にしか見えない
だから子供がテーマのプロだった訳か( ̄へ  ̄ 凸
太田由希奈の解雪・氷論:ソチ冬季五輪 鮮烈な王国復活
毎日新聞 2014年02月11日 朝刊
<解雪(かいせつ)・氷論(ひょうろん)>
五輪新種目の団体戦は、ロシアがフィギュア王国復活を強烈に印象づけた。ショートプログラム(SP)、フリーの両方に登場したプルシェンコとリプニツカヤは、日本が狙う個人戦でも脅威になりそうだ。
プルシェンコの演技には、正直驚いた。1年前に腰を手術した31歳には、SPはともかくフリーの4分30秒を滑りきるスタミナがあるとは考えていなかった。さらに要素を一つひとつ細かくチェックする新採点システムには対応しきれていない選手だと思っていた。
フリーで終盤の3回転ジャンプが2度2回転になったほか、プログラムを細かく見れば、あれ、と思うことはあった。たとえば、いまのトップ選手はジャンプの入り方をより難しくしているのに対して、簡単なステップから跳んでいた。
ところが、会場を埋めた観客の心をわしづかみにして、高得点を得た。貫禄というか、オーラというのか、リンクに立っているだけで視線を集める存在感がある。採点競技では重要なポイントだ。
それでもSPでは、羽生が上回った。ライバルのチャン(カナダ)にも大差を付け、大きな自信になったはずだ。
羽生の長所は、理想とずれた要素があっても、即座に自分で調整できること。SPのコンビネーションジャンプでも一つ目の3回転ルッツは、やや引っかかったように見えたが、動じずに二つ目の3回転トーループを決めた。高い技術、心の強さ、ミスを想定しての練習がそろってのことだと思う。期待は高まる。
女子はリプニツカヤの独壇場だった。ジャンプよし、スピンよし、ステップもスピード感があり、つなぎの部分でも踊れる。成熟した女子選手の持つ間(ま)がなく、詰め込めるだけ詰め込んだプログラムではあるが、かえってそれが彼女の魅力になっている。
女子は浅田と金妍児(キム・ヨナ=韓国)の一騎打ちと見ていたが、勢いのある15歳の台頭で、優勝争いは全くわからなくなった。
浅田の演技もひどく悪かったわけではない。会場の雰囲気も経験できたし、あとは個人戦に照準を合わせられるかどうか、だ。幸い女子は日程が空く。練習、練習で自分を追い詰めず、気分転換しながら、余裕を持って個人戦を迎えてほしい。自動車のハンドルにも「遊び」は必要だ。
プルさんについては同じヽ(;´Д`)ノ
しかし一騎打ちとは思っていなかった
怪しいと思い始めていたから
3カ国がグレー

でも、もしかしたら団体だから?かもしれない・・・とも思っている
本当に気分転換して余裕を持って欲しい

