WebAPI を利用させてもらう

 

タイトル前に表示された # マークは、初版(第5版)掲載済の記事を一部、見直して、編集しています。

 

今回はワタシの委託された業務の中で発生した案件から。

 

この2023年10月1日から「インボイス制度」(参考先は国税庁です)が始まり、「適格請求書」(消費税率を法に従った方法で明示した請求書)を発行するには、「適格請求事業者登録」をしなければならなくなっており、登録した事業者は「適格請求事業者」=「登録事業者」と呼ばれます。

 

企業では、適格請求時御者登録がされているかどうかを、独自にジブンの会社のマスタと照合する必要が出てくる場合があります。自社の「取引先マスタ」に予め、「適格請求書事業者番号」を入れておけば、仕入先からの請求書に適格請求書事業者番号があるか・ないか、または正しいかどうかを確認しやすくなります。こういった「作業」を事前にして、マスタに追記していくわけです。

 

そこで、国税庁が開示している、「法人番号公表サイト」「適格請求発行事業公表サイト」で公表されているデータを使い、マスタのデータに付記していく作業が続いた。

 

こんな時に役立ちサイトがあった。Excelの「WEBSERVICE関数」を使い、ExcelAPI で「登録時御者」の名前をマスタと照合し、「登録事業者番号(T+13桁の数値)」をExcel上に一発で表示させることができるのだ。ただし、会社名が全国に複数ある場合は無理ではあるが、それでも効率化は図れる。

 

はじめは、国税庁で公表されている「法人番号」をダウンロードし、これをVlookなどで検索をかけて作成していたが、時間がかかった。そこで、ExcelAPI というサイトを見つけ、これを利用させていただいたところ、いままで数時間かかっていた作業は数分でできてしまうという効率化が図られたのだ。

 

 

このサイトの詳細は「せるワザ:WEBSERVICE関数を使ってWeb情報をExcelに取り込む“ExcelAPI”が超便利!!」に譲らせていただくが、特に、日付時刻、郵便住所、電話番号、言語、辞書、翻訳、通貨、法人情報などを多用しているデータベースを作成されている方には重宝なサイトだと思う。計算式自体もコピペで使えるものが、作者の努力で例示されており、そのまま転用できる。ある程度の件数までは無料で使用させていたえだけるのも、ありがたい。
 
まぁ、最近の経理マンは「仕訳が〜」などというキホンは当然として、こういった、「情報の塊をどうやって処理し、ナニを求めていくか」という技術が求められているといえる。電卓で合計を出して、「合いました!」なんてものは消えていくだろう。「合っていて当然」なのだ。そのように作っているのだから。。。

 

 

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