年度が変わる時であり、自治会・町内会に入っていて、なぜ、入らないヒトが多いのか、また、抜けていくのかを考える機会だ。そんな「ひとりごと」

 

加入については、 町内会に入って思ったこと(1)で少し考察を書いた。

今度は、「退会」または、「継続しない」に至るケースだ。

 

最近、ワタシが自身で経験したケースでは、「高齢化」に伴うケースが2件だ。

 

1件目はよくある、「高齢化」で、連れ合いがお亡くなりになり、独居になってしまうので、他県や市内の他地域・隣接市町村に住む、娘・息子と同居する、というパタンだ。ここから、ホントウは違う問題も発生してくるのだが、とりあえずは「退会」だけを捉えると、「いたしかたない退会」である。ワタシの地区では高齢化が進み、毎年と言っていいほど、こういった会員が発生している。

ヂツは、「違う問題」というのは、その住まわれている居宅の処理なのだ。この居宅や土地が販売され、何らかのカタチで、新入居者がいれば、「新会員」となる可能性が高いのだが、そうではなく、「不在宅」として、「空き家」で放置されているケースが目立っているのだ。

 

また、前述のケースで似通っているのが、「永住型老人ホーム」への転居だ。これも、「空き家」の発生になる原因なのだ。1つの班の中に、こういった「空き家」が何軒か存在し、夜になっても照明の灯らない住宅が数軒並んで建っていたりする。

 

異なるケースでは、「高齢になり、自治会活動に参加できないから・・・」という、「遠慮型」だ。「ゴミ当番もできないし」「防犯パトロールにも参加できない」「清掃活動にも参加できない」ので、「自治会にご迷惑をかけるから。。。」などと、継続加入を「遠慮」されるケース。確かに、会費も少額とは言え、ご負担をかけるかもなぁ・・・ との思いもある。会費は半額でもいいのではないか、と個人では考えるが、こういった手続きも「総会」を通さなければ決められない。

 

ワタシ自身は経験していないが、「班ごと脱会する」ケースも2件あった。

2つの班とも、隣班との関係が悪くなったケースである。いまでこそ、そのトラブルの原因となった方々も高齢化を迎え、「おとなしく」なったのだが、「片鱗」を感じるときはある。「唯我独尊」なのだ。お互いに自己主張をし続け、「じゃ、○○自治会から脱会する!!」と宣言して、その班全体が脱会したのだ。

1つの脱会した班の元班長さんは、脱会した後も、ワタシが事務局をしているときには、「春の一斉清掃」「秋の一斉清掃」にも、公園の掃除に子どもたちと共に参加してくれている。アタマを下げて、「ありがとうございます!」と礼を述べると、にこやかな笑顔を黙って返してくれる。ワタシは原因となった現在も我が自治会に残っている班の班員に心当たりがある。いまでは「古老」「長老」化して、姿を見せないで文句を言う老人たちだ。ジブンの班を中心に考え、仕切りたがるのだ。その癖、表には出てこない。

 

もうひとつの班はやはり、同じケースで隣班と仲が悪くなり、独立して自治会を作った。数世帯で班を形成している。当時、ゴミの集積の問題で、隣班と仲が悪くなり、脱会した班の中心人物が、「じゃ、○○自治会から脱会する!!」と宣言して、その班全体が脱会したのだ。要は、個人間の諍いから発生したようだ。そのためか、その班の通路(私道)上にはLED防犯灯もない。

Z市の街づくり支援課からも、「この町内会を併合できないか。連絡が取れなくて困っている」との相談も事務局にあった。このことをトラブルの相方の現在、我が自治会に残っている班の班長さんに訊いてみたら、「トラブルを起こした当事者はもうお亡くなりになった」とのことだ。「現在の代表をしている方は1カ月交替で代表を務める方式で運営しているそうよ」と教えてくれた。我が自治会の年単位で班長にあたる方式とは運営方法が異なる。そのほうが運営しやすいのだろう。

 

いろいろなケースがある。

 

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