家内の作ったお雑煮はワタシの亡き母の伝授品

 

 

昨日につづき、「おせち」のハナシ。今回は、「お雑煮」

ワタシは関西生まれの関西育ちなので、「お雑煮」というと、白みそで、金時人参と細身の雑煮大根と焼かない丸餅というのが、「お雑煮」というイメージがある。母が関東人だったので、お正月2日目は「関東風」で、水菜(または三つ葉)とナルトと鶏肉、四角い焼き餅が「お雑煮」。

 

ワタシが学生時代に関東に来てからは、あまり関西の食材に出会う機会が少なくなったと感じる。季節の鱧(ハモ)などは典型的な例かもしれない。クジラのサラシの甘酢からしなども、こちらのスーパーでは見ない。そういう数十年に慣れてしまっている。当然、息子や娘はそんな味は知らないし、「見たこともない」世界だろう。

 

家内の作る「お雑煮」は、亡き母伝授の「関東風」だ。しかし、家内なりに多少、アレンジして、カツオの出汁がよく効いている。

 

みなさんの地方の「お雑煮」は健在でしょうか? そして、地方から地方へワタシのように転居されたみなさん、「育った時のお雑煮」は健在ですか?