頂上戦争で持ち帰られるべきだったものと持ち帰られたもの

 

頂上戦争、ワンピースにおける最も盛り上がった場面、

あの時からワンピースは下り坂だと言われている。

ゆえに、

頂上戦争の栄光は

ワンピースが続く限りその眩しさを増すだろう。

 

というわけで、頂上戦争考察です。

 

みなさんはワンピース読んでますかね、

累計三億部を売り上げている超メジャーヒット作品ですから、

日本人であればその存在くらいは知っているはずです。

 

私もワンピースが大好きで、

子供の頃はゾロに憧れて、

ダンボールで三刀流を再現しようと頑張ったこともあります。

 

あれ現実では無理ですよね?

歯が折れる、よだれが出る、あごがつる、意外と可動域がせまい

作って3日で持つ場所(正確には噛む場所)が悲惨なことになって、

ゴミ行きになってしまいました。

 

まるでエニエスロビーで砕かれた「雪走り」のように、、

ごめんよローグタウンのおっさん、、、

俺はサビサビの身を食っていたようだ笑

(わからない人はワンピース44~45巻を見てみてください)

 

そんな子供の頃から大好きだったワンピース。

その中でもやっぱり一番盛り上がったのが、

「頂上戦争」

 

 

今までグランドラインで収まっていた猛者たちが、

一気に新世界まで引き上げられたあの瞬間、

四皇と七武海と海軍の総力戦

そして、その場違いな場に兄を助けるべく乗り込んでいく

モンキー・D・ルフィとその仲間?たち

 

最高ですね。なんなら興奮し過ぎて同じ巻を2冊買ってしまったまである。

 

感動場面の連続で、考察してもしきれないところではあるんですか、

今回は、少し視野を広げて、

 

「頂上戦争において持ち帰られるべきだったものと、持ち帰られたもの」

について語っていこうと思います。(独断と偏見なんでもはや考察であるかすら怪しい笑)

 

頂上戦争において持ち帰られるべきだったもの

 

頂上戦争において持ち帰られるべきだったもの、

これは間違い無く、ポートガス・D・エースの命です。

 

頂上戦争をざっくり言うと、

黒ひげによって捉えられ、海軍によって処刑されようとしていたエースを、

白ひげ海賊団とその傘下の海賊たち、

そしてルフィ軍が救おうとする物語ですね。

 

「エースを救うか救えないか」

結論はその二択でした。

 

二択のはずでした。

 

しかし現実は違ったわけです。

エースを救えたが救えなかった。

 

処刑からは救えたが、赤犬からは救えなかったと言った方が正しいですね。

 

結果としてエースは死んでしまいました。

持ち帰られるべきだった命が失われたのです。

 

いつだって現実は残酷なわけです。

赤犬アンチが一気に増えた瞬間ですね(特にエースファン)

あいつ青キジもやったしね。

犬っころのくせに←

 

話を戻すと、

頂上戦争で海賊側が持ち帰るべきだったものは

犬っころ(赤犬)によって失われてしまいました。

では、頂上戦争において海賊側は何も得るものがなかったか?

そうではありません。

 

頂上戦争において持ち帰られられたもの

 

頂上戦争において、海賊サイドは

白ひげを失い、エースを失い、リトルオーズジュニアを失い?

ろくなことがありませんでした。

 

では海賊サイドは何も戦争で持ち帰るものはなかったのか?

 

ここからは完全に独断と偏見ですが、限りなく正解に近い考え方です。

 

頂上戦争で持ち帰られたもの

それは、

 

モンキー・D・ルフィの命です。

正確には

 

“白ひげ”と“エース”の意思を継いだルフィの命です。

 

エースが赤犬に殺されてから、ルフィの精神が崩壊し気絶してから

あの場にいた全ての海賊が、彼の命のために戦いました。

 

なぜ白ひげ海賊団ともあろう者たちが

たかがグランドラインのルーキーであるルフィの命を救おうと必死になったのか?

 

ドラゴンの息子だから?

ガープの孫だから?

エースの弟だから?

 

それはルフィが「白ひげとエースの意思を継いだ存在」だからです。

エースが命がけで守り、白ひげが生かして返せといったルフィの命は

 

紛れもなく海軍と黒ひげ海賊団によって消し飛ばされた

二人の英雄の意思が宿ったものでした。

 

持ち帰られるべきだった命が失われ、

失うはずではなかった命が散った戦争で、

 

ルフィは紛れもなく最後の頼みの綱でした。

 

もしあの場で彼の命までも失われたら、

エースと白ひげの死が完全に無駄になってしまいます。

 

あの戦争で持ち帰られたもの、それは

「持ち帰られるべきだったもの」の意思を継いだ命だったのです。

 

結局頂上戦争はなんのためにあったのか

 

というわけで、僕の独断で考察してきたわけですが、

少し客観的に見てみると、

 

この頂上戦争は新世界への布石だったのではないかと感じます。

要は、エースと白ひげは死ぬべくして死んだということです。

 

シャボンディ諸島でボロカスにやられた麦わら海賊団は、

異次元なレベルの力を得なければいけなくなりました。

 

そのための場所は旧バーソロミュークマによって用意されたわけですが、

そこにはもう一つ必要なことがありました。

 

「モチベーション」と「目的意識」です。

 

受験勉強じゃないんだから、と思った人もいるでしょうが

実際にこれは重要な要素です。

 

現にルフィが新聞で3D2Yを伝えるまでは

十分な力も持たずに再集結しようとしていたわけですから。

 

麦わら海賊団を動かせるのはルフィただ一人、

しかし彼のことです。

よっぽどのことがなければ2年も修行しようとは考えません。

 

だから頂上戦争を利用して、自分自身の力の無さを思い知る必要があったのです。

このまま集まっても同じことの繰り返しだとルフィ自身が自覚する必要がありました。

これが「目的意識」です。

 

で、ただ頂上戦争で力の差を思い知っただけでは「モチベーション」に繋がりません。

 

だから、エースは死ぬべくして死ぬ必要があったのです。

あそこでもしエースが救われていたら、

麦わら海賊団の2年の修行はなかったはずです。

 

「最愛の兄を失った船長からの2年間の修行の指令」

一番辛いのはルフィだと仲間は知っていました。

だから、麦わら海賊団はそれぞれに力をつけることに全力を尽くすことができたのです。

これが「モチベーション」です。

 

新世界に通用するだけの力を得るための布石

それがあの頂上戦争だったのです。

 

押し上げられた敗北者であるルフィの価値

あえて言うならば、あれはルフィ自身の価値を高める効果も持っていました。

ルフィはあの戦争で、

四皇(白ひげ&シャンクス)に守られ、

四皇の仲間に守られ、

革命軍幹部に守られ、

元、現、未来の七武海に守られ(クロコダイル、ジンベエ、ハンコック、バギー)

に守られます。

 

これはつまりルフィの命の価値はこれだけの早々たる顔ぶれが身を呈して守り通すだけの価値がある。

と暗に表現しています。

 

ルフィをボロボロに敗れさせ、その上でその価値を異次元のレベルで押し上げる。

尾田先生のストーリ作りには本当に頭が下がります。

 

ライティングの学校通うよりも、ワンピースを徹底的に研究した方がよっぽで勉強になる気がするな〜