「学問」山田詠美ん~、帯がうまい。帯に騙されたとも言える…かも(笑)男女4人の幼なじみ7才から10代後半までの性の目覚めを描いてるんだけど、ちょっとおぼこい感じを狙いすぎて一面的に過ぎる気がしました。帯で相当奇抜な話を期待した面もあり。こういうのは桜庭和樹さんがうまいからなあ。詠美さんの書くなら、やはり高慢で艶やかな主人公たちが好きだな。でも、合間合間に挿入される登場人物たちの死亡記事によって示唆される彼らの人生は悪くない人生で、最後はニヤリとさせられました。