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そういやUPしてなかったこの本。

なんか凄すぎて感想とか書けなくて。

古川さんの文体には好き嫌いがあると思う。
世界観も。
私は過去に「LOVE」を読んで「受け付けねえぜ…」と思いましたもん。

でも。
今回舞台を東北6県に置き。
いくつかの世代を織りまぜ。
現実と妄想を行き交い。

…ヤられました。

読んでるうちから、すごいの読んじゃってるな~って思ってた。

起承転結じゃなく、読んでる瞬間瞬間に心つかまれる感じ?

すごい本でした。



ただね。
すんごい重いから!(笑)
厚さ5センチあるから。
疲れますよ。



▽「聖家族」古川 日出男
¥2,730
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異能の者を輩出しつづける青森の名家・狗塚家。平成X年現在、孫たちは三人。半ば人ならざる存在の長男・牛一郎。死刑囚となった次男・羊二郎。胎児と交信する妹・カナリア。「異能の者」とは何か?「天狗」とは?「家族」とは?「故郷」とは?「日本」とは?排除され流亡せざるをえなかった者たちが、本州の果て・東北の地で七百年にわたり繋いで来た「血」と「記憶」。生の呪縛と未来という祝福を描く、異形の超大作。