「ふたりの5つの分かれ路 」。
ナイス邦題。
(原題は「5×2」)
離婚のシーンから始まって、だんだん過去にさかのぼり5つのエピソードで構成されてます。
別れから出会いまで。
男と女はこうして別れるのね…オゾン監督なので、男女のすれ違いがやけにビター。
エンディングは出会いのエピソードなのですが、キラキラしてるぶんやけに切ない。
かといって出会わなければ良かったかといえば「ノン」なんだよなあ、と。
だってこんなにキラキラだったんだもの!
主役夫婦、特に奥さん役のヴァレリア・ブルーニ・テデスキじょうず~!
「ぼくを葬る
」で主人公の姉役だったひとだ。
あれもよかったです。
オゾン作品で一番好きかも。
ヴァレリアさん、サルコジ妻のお姉さんだそうですよ。
▽「ふたりの5つの分かれ路 」(2004)
出会わなければ よかったの?
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- ある一組のカップルの恋愛の軌跡を、離婚から恋に落ちた瞬間へと時間軸を逆に辿りながら描いたラブ・ストーリー。別れ、特別なディナー、出産、結婚式、出会い、という5つのエピソードを、様々な仕掛けを散りばめつつ、ミステリアスなタッチで綴りながら、少しずつ別れへの伏線を浮かび上がらせていく。監督は「8人の女たち」「スイミング・プール」のフランソワ・オゾン。
この日、久々に再会し離婚手続きを終えたマリオンとジルはホテルで肌を重ねた。しかし、ふたりの間にはもう元には戻れない隔たりがあった。結論は変わらないと悟り、マリオンは部屋を後にする。そして時間は遡り、ふたりの思い出の時がひとつ一つ甦っていく…。