この本の主人公には、イライラする人もいると思うなあ。
浮気してる旦那さんと別れられないこと、
自分を好きな若い男の子（自分は興味ない）とデートすること、
旦那さんの愛人とごはん食べてみたり…
いや、あり得ない。あり得ないです。
３度言うよ。私ならあり得ないっす。
でも、川上さんの筆力で、
丁寧に丁寧に主人公の心の揺れがえがかれていくと、
不思議とのって行けてしまった。
すごいなぁ、川上さん。
私はあり得ないけど。
友だちがこうだったら、説教するけど！
友人によると恋愛に関して私は説教キャラらしく…
「怒られそうで言えなかった」とか事後報告されたり（笑）
とにかく「好きなら早く仕掛けていけ！」とか、
「そんな男、別れてしまえ!!」とかいう、短気キャラでもあり…
実際じぶんもそういう勢いのある（？）展開だったりするのだが、
一方で、勢いで別れちゃってから
ウジウジしたりしなかったりしたり…したり、したり。
どうなのそれって!!
図書館にて。
▽「風花」川上 弘美
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日下のゆりは33歳。システムエンジニアの夫の卓哉と結婚して7年。平穏な日々が、夫に恋人がいるという一本の電話で破られる・・・。何気ない日常の中で、色あせてゆく愛を描く長編恋愛小説。