いや~、こんな男気のあるヤツいるわけがない…。

と思って映画館のあと本屋に行って、

実際が映画よりも(たぶん)男気があってびっくりしました。

すごいな、チェさん。

(チェさん、っていうと、ヨン様みたいでちょっとナンですね)


★にきにき ガーリィ・ライフ?日記★-チェ39歳 別れの手紙1


映画としては、前篇にあたる「チェ 28才の革命 」のほうがすぐれていると思う。

後編は、山にこもってのゲリラ戦がメインになるので、

どうしても絵的にね。

絵がわりがしないので、ちょっとダレてしまいますし。


ただ、あのくらいしつこく山中のシーンを描いたのは、

ソダーバーグ監督が、ゲバラたちのじりじりとした焦りとか、

追い詰められて孤立していく様を描くために、

わざとそうしたんだろうなという気もしました。


そんで、それを覆すようなゲバラの最期ですよ。

なんだ、この強さは!! まっすぐさは!!

自分の利益や名誉をあっさり捨て去る。

理想のために、危険なんて顧みない。

武力という方法論は相変わらず賛成しませんが、

(トロさんもそのようにおっしゃっていました、雑誌で…よかった)

惜しい人を亡くしたんだなあ…今さらそう思わざるを得ませんでした。





▽「チェ 39歳 別れの手紙

 「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、孤高の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生とその人間像に迫る伝記ドラマ2部作の後編。本作では、ゲバラがカストロと袂を分かち、新天地ボリビアで再び革命の戦いへ身を投じた末に劇的な最期を迎えるまでを描く。
 1965年、キューバ革命に多大な功績を残したゲバラだったが、キューバでの地位や市民権を放棄し、忽然と姿を消す。やがて、キューバの新たな指導者となるカストロは、ゲバラの“別れの手紙”を公表した。その手紙によれば、ゲバラは自分を必要とする場所へ身を投じるという信念を揺るぎないものにしていた。1966年、頭髪の薄い中年男“ラモン”に扮したまま家族に別れを告げたゲバラは、次なる革命の地、南米ボリビアに入国する。ボリビアはアメリカの支援を受けるバリエントス大統領の独裁政権下にあった。ゲリラ部隊と共に革命へ動き出すゲバラ。しかし、ボリビア共産党の協力が得られず、アメリカに援護された政府軍に圧倒されていく。さらには地元民の裏切りに遭い、物資も滞ってしまったゲバラたちはいよいよ窮地に立たされ…。