モントリオール映画祭最優秀脚本賞受賞だそうですよ。

しかも松田家の長男が出てるし!←結構すき


で、「どれどれ」って感じで(笑)観に行ってみましたよ。


★にきにき ガーリィ・ライフ?日記★-「誰も守ってくれない」

最初から引き込んでくれますよー。

脚本家が演出かぁ…いま考えればちょっとわかる気がするなぁ。

観てる間は引き込まれててそんなこと考える暇なかったのですけどね。


加害者家族の保護…むずかしいな。

きっと一生ついて回ること。

ましてやネット社会においてはね。

匿名の悪意。

ホントおそろしいことです。


冷静に考えれば、妹の志田未来の心の動きがわかりにくい場面や、

あきらかに突っ込みどころっていうシーンもあるんだけど、

(加害者の妹を追って公道カーチェイスっておかしくないか!?とか)

でも、それを置いといても、やっぱりこれは意義のある映画だったと思うし、

なによりもすんごい集中してみちゃいました。


柳葉さんと石田ゆり子さんの夫婦が良かったなぁ。

切なくなりました。

そして「石田ゆり子の美しさ、健在~!」って思ったよ♪


ラストシーンも良かった。

なんかさー、ハッピーエンドかどうかよりも、たとえバッドエンドでも、

観てる側がちゃんと納得して席を立てるようにしてくれるかどうかって、

製作者側の倫理観によるような気がするんだけど。

(イヤ~な気分とか不納得感とかのなかで劇場を去るのってなんか、ねぇ)


これはすごく、観る側に誠意をもってくれている終わり方、って気がしました。



▽映画「誰も守ってくれない

 社会的に注目を集める殺人事件を巡って巻き起こるネットの暴走やマスコミ報道のあり方を、警察による容疑者家族の保護という新たな切り口で問い直す力作社会派エンタテインメント。「踊る大捜査線」シリーズの脚本を手掛けてきた君塚良一監督が、その取材の中から生まれてきた構想を基に自らメガフォンをとり映画化。突然兄が殺人犯となったことから追いつめられていく少女と、彼女を世間の非情な視線から守ることを命じられた刑事が繰り広げる過酷な逃避行の行方をドキュメンタリー・タッチに綴ってゆく。主演は「ザ・マジックアワー」の佐藤浩市とTV「14才の母」「母べえ」の志田未来。
 ある日突然、未成年の長男が小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕されてしまった船村家。両親と15歳の妹・沙織は状況も分からぬままマスコミの好奇の目に晒され、激しいバッシングに追いつめられていく。そんな中、刑事の勝浦は容疑者家族の保護という任務を命じられる。さっそく保護マニュアルに則り所定の手続きが進められ、三人別々に保護するため、同い年の娘を持つ勝浦が沙織を担当することに。しかし、沙織を匿おうと懸命に手を尽くす勝浦だったが、マスコミはその度に居場所を嗅ぎつけ執拗に沙織を追いかけ回す。やがて勝浦は、東京を離れ、ある場所へと向かうのだったが…。