マドンナ好きとしては見逃しておけません。
「ワンダーラスト 」彼女の初監督作品ということで。
ストーリーとしては、かなりまっとうな青春ドラマでしたよ♪
エッジのきいた演出がミュージックビデオっぽいのと、
キャラクターの設定に、マドンナらしさが出てるかな。
私はかなり好きでした。
舞台はロンドン。
１男子２女子、ルームメイト３人組が主役。
バンドやりながら、SMバイト（おっさんをいじめてる…）して生計をたててる男子。
演じるのはユージーン・ハッツってひと。
このひとめちゃくちゃカッコよかった!!
薬局勤めなのに薬を万引きしてる女子と、
バレリーナをめざしながら生活のためにストリップダンサーになる女子。
キャラは濃いけど、内容はいたってまっすぐ。
エンディングはちょっぴりうまくまとめすぎた大団円な気もするけど、
キャラクター、演出、音楽がぐぐっと相乗効果となって、
結構持ってかれる感じでした。
バレリーナのホリー役の女の子、すんごい可愛いし。
新人さんだそうです。
あと、衣装がすんごいおしゃれ!!
ユージーン・ハッツが着てた、ラスタカラーのアディダスのジャージ！
可愛すぎて映画のあとアディダスショップに行きましたよ。
なかったけど。
ハナシ戻りますが、ユージーン・ハッツって初めてみましたけど、
びっくりするよ。カッコよくて。
こんな格好してキマるのは、ジョニデとオダジョとハッツだけ！
歌手というか、タレントとしてのマドンナの遊び心を感じた一か所は、
ホリーがストリップバーで踊る場面。
先輩ダンサーがマドンナの「EROTICA 」で踊ってるところに、
店長（男）がそれを中断させて、ホリーを投入するんだけど、
ホリーが躍るのはブリトニーの「Baby, one more time 」っていうのがね！
そして衣装は白シャツにチェックのミニスカート、ハイソックス。
髪を耳の上でふたつにアップにして。
ブリトニーのPVまんまなんですよ～!!（ブリはみつあみだったけど）
かなりテンションあがった♪
あの頃のブリは可愛かったもんな～。
ちなみに「ワンダーラスト」の「ラスト」は「LUST」（欲望）のほうだって、
観はじめてから気づきました。
「LAST」のほうかと思うよなー。
邦題つけかたどうなのかしら…まぁ、劇中で出てくる言葉ではありますが。
原題は「FILTH AND WISDOM」だって。
…まじめだな、マドンナ。
▽映画「ワンダーラスト 」
ロンドンの片隅。ウクライナ移民のＡＫの夢はミュージシャンとして成功すること。しかし、いまはＳＭの調教師をして生計を立てている。そんな彼の２人のルームメイト、ホリーとジュリエットもそれぞれ必死に夢を追っている。バレエに全てを捧げるホリーだが、憧れのロイヤル・バレエ団への道はまるで見えてこない。ついに家賃が払えなくなった彼女は、ストリッパーとして働くことに。一方、ジュリエットもアフリカの貧しい子供たちを助けるという夢を持ちながらも、現実には薬局の店員をしながら募金活動を行うのが精一杯。そんなままならない日常を、それなりに助け合いながらやり過ごしていく３人だったが…。