角田さんのエッセイは初めて読みました。



★にきにき ガーリィ・ライフ?日記★-「これからは歩くのだ」_角田光代


いいタイトルだなと思って。

だけど読んでみたら…なんだそういうことかよ!と。



天然ってわけじゃないんだけど…、

なんだかオモシロ事件を呼んでしまう人っているじゃないですか。

そういうヒトなんだなと。



そして、そういう事件にあっちゃう自分と、

そういう自分を文章化する自分。

その距離感が絶妙。



ワタシが一番共感しちゃったのは、「記憶の食卓」という一節。

歳とともに自分の都合のいいように記憶を改ざんするようになる、

ある意味前向き(すぎる)女の脳、というのは、すごくよくわかる気がするー!

そして、「だから料理!」という思考回路が面白すぎます。

っていうか、ワタシのこの説明ハショリすぎですね。

まぁいいや!


▽「これからはあるくのだ」角田 光代
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自分が住んでいる町で道に迷い、路上で詐欺にひっかかり、飛行機が嫌いなのに海外旅行に出かけてしまうカクタさん。騙されても理不尽な目に遭っても自らの身に起こった事件を屈託なく綴るエッセイ集。そのボケッぷりとユニークな発想は、少女時代から大炸烈!大人になってよかった、と思える一冊です。