犬童一心監督作品は、
「眉山」と「黄色い涙」しか観てないのであります。
至極評価の高い
「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」を観てない邪道者。
そして今回の「グーグー 」。
…嫌いじゃないけど、内容の割に長かったな~。
最後のほう、ちょっと飽きちゃいました。
だからといって、意味なく唐突に楳図かずおを出してくるのは
どうかと思いますけど。
ほかにも唐突感のある役柄として、
吉祥寺の謎の外人マーティー・フリードマン、
猫の化身(?)大後寿々花がいますが、
ワタシ的ににはそのふたりはアリです。
小泉今日子さんの内気な中年漫画家もよかったけど、
だんとつ見どころは上野樹里です!
なんですか、あの可愛さは!!
ワタシは「ラスト・フレンズ」の性同一障害の役は
ちょっと無理してる感じがあんまり好きじゃなかったんだけど、
(いや、無理してる役がらだったから正解なんだけど…)
この映画の上野樹里はのだめほどぶっとんではいなく、
でも適度にヘンな子で、本当に可愛い。
ただし恋人役の、元・平川地一丁目の弟君の芝居は、惜しい。
加瀬亮氏、細すぎ。
こんな細かったっけ?
最初誰か分からなかったです。
そんなこんなで、
猫はめちゃくちゃ可愛いので、猫好きの方は劇場で。
(ただし、猫映画ではないので、思うより猫シーンは少ないかも)
そうでもない方は、やっぱりちょっと長すぎなので、
「猫かぁいいー」「樹里ちゃんかぁいいー」と言いながら、
おうちでDVDでちんたら見るのがよいかと思います!
関係ないけど、
世の中「猫派」「犬派」って言葉がありますが、
ワタシは両方好きなんです。
子供の頃はよく野良猫の世話をしていて
猫嫌いの母親に怒られたものです。
両方好きなんだけど、猫に好かれないんです。
悔しいのでオフィシャルには「犬派」ということにしています。
▽「グーグーだって猫である 」
吉祥寺に暮らす天才漫画家、麻子。締め切りに追われる忙しい日々の中、ある日突然、13年も連れ添ってきた最愛の猫サバが息を引き取る。悲しみのあまり、仕事が手につかなくなる麻子。そんなある日、彼女はペットショップでアメリカン・ショートヘアの子猫と運命的に出会う。こうしてグーグーと名付けられた子猫との新たな生活が始まり、やがて不思議な青年、青白との淡い恋の芽生えやアシスタントたちと新作の構想を語り合うなど、徐々に元気を取り戻していく麻子だったが…。