犬童一心監督作品は、

「眉山」と「黄色い涙」しか観てないのであります。


至極評価の高い

「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」を観てない邪道者。


そして今回の「グーグー 」。


グーグーだって猫である_1


…嫌いじゃないけど、内容の割に長かったな~。

最後のほう、ちょっと飽きちゃいました。



だからといって、意味なく唐突に楳図かずおを出してくるのは

どうかと思いますけど。



ほかにも唐突感のある役柄として、

吉祥寺の謎の外人マーティー・フリードマン、

猫の化身(?)大後寿々花がいますが、

ワタシ的ににはそのふたりはアリです。



小泉今日子さんの内気な中年漫画家もよかったけど、

だんとつ見どころは上野樹里です!



なんですか、あの可愛さは!!


グーグーだって猫である_2


ワタシは「ラスト・フレンズ」の性同一障害の役は

ちょっと無理してる感じがあんまり好きじゃなかったんだけど、

(いや、無理してる役がらだったから正解なんだけど…)

この映画の上野樹里はのだめほどぶっとんではいなく、

でも適度にヘンな子で、本当に可愛い。



ただし恋人役の、元・平川地一丁目の弟君の芝居は、惜しい。


グーグーだって猫である_4



加瀬亮氏、細すぎ。

こんな細かったっけ?

最初誰か分からなかったです。



グーグーだって猫である_3




そんなこんなで、

猫はめちゃくちゃ可愛いので、猫好きの方は劇場で。

(ただし、猫映画ではないので、思うより猫シーンは少ないかも)



そうでもない方は、やっぱりちょっと長すぎなので、

「猫かぁいいー」「樹里ちゃんかぁいいー」と言いながら、

おうちでDVDでちんたら見るのがよいかと思います!





関係ないけど、

世の中「猫派」「犬派」って言葉がありますが、

ワタシは両方好きなんです。

子供の頃はよく野良猫の世話をしていて

猫嫌いの母親に怒られたものです。

両方好きなんだけど、猫に好かれないんです。

悔しいのでオフィシャルには「犬派」ということにしています。





▽「グーグーだって猫である

 大島弓子作品の熱烈なファンを自認する犬童一心監督が、大島弓子の同名エッセイ漫画を映画化したハートウォーミング・ストーリー。吉祥寺を舞台に、最愛の猫を失った天才漫画家と、彼女のもとに新たにやって来た子猫のグーグーとの関係を軸に、その日常と主人公を取り巻く人々の人間模様を優しい眼差しで綴る。主演は「空中庭園」の小泉今日子、共演に上野樹里、加瀬亮。
 吉祥寺に暮らす天才漫画家、麻子。締め切りに追われる忙しい日々の中、ある日突然、13年も連れ添ってきた最愛の猫サバが息を引き取る。悲しみのあまり、仕事が手につかなくなる麻子。そんなある日、彼女はペットショップでアメリカン・ショートヘアの子猫と運命的に出会う。こうしてグーグーと名付けられた子猫との新たな生活が始まり、やがて不思議な青年、青白との淡い恋の芽生えやアシスタントたちと新作の構想を語り合うなど、徐々に元気を取り戻していく麻子だったが…。