話題の本を購入、さらっと読了。

(図書館で予約しようとしたら予約が194人目という…待てないよ)





冒頭の、暗すぎる状況については

Eikoさんのレビュー で覚悟して取り組んだので大丈夫でした。


作詞家である小川さん、比喩やを多用したほんわかした文体が持ち味。

ワタシは好きです。

結構、楽しんで読んだかも。


でも…えー!? 号泣するっていう評判なの?

しないよ?号泣。

書き手も号泣は狙ってないと思うよ?たぶん。


ワタシが、経験的にも性格的にも、

主人公とあまりにも似てないから泣かなかったのかしら?


たぶんこの物語のテーマは、

そのままの意味でも、暗喩的な意味でも、

「命をいただいて生きてる」ってことだから、

しみじみしたり、ほっこりしたりする感じです。

読み終わった後、何かずしんと残るかって言うと、

別に何も残らないかも…。


でも、小川さんの料理や食材への愛情はすごく伝わりました。


読み終わった後、スーパーの精肉売り場で

「エルメスー!!(主人公の飼いブタの名前)」と思いながら

珍しくバラ肉のかたまりを買ってきて、

丁寧に塩豚を作っている分かりやすいワタクシです。




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