おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
本日は、転職にまつわるお金の話をしたいと思います。
あなたは、転職を機に年収を一気にアップさせたいと思ったことはありますでしょうか?
私は、今までの社会人生活で三回の転職を経験してきました。その経験則から申し上げると、残念ながら一気にアップした、ということは過去の経験ではありませんでした。もちろん、そのように希望して探したことはあるのですが、結果的に実現したことはありません。
転職後の給料は、基本的に現職の収入をベースに判断されます。それよりかなり多くもらえるケースがあるとしたら、あなたが何かしらの専門性、特異な能力を持ち、高い金額を払ってでも来てもらいたいという募集先の会社のニーズにマッチする、いわゆる「引き抜き」のケースが考えられますが、それだけの条件が合致することはあまりありません。
もうひとつはあなたが今もらっている給料が、業界の相場や年齢で考えた時に低すぎるケースです。そうなると今所属している会社から支払われている給料が適正でないということになりますので、別の会社から相場感の合う給料を提示され、転職するというケースは非常に多いです。私が以前所属していた会社では、このやり方で同じ会社から大量の人材を引き抜いていました。
このようなケースを狙うのであれば、自分がもらっている給料が同じ業界・年齢で比較した時に水準より高いのか、それとも低いのか把握しておく必要があります。まずネットで調べることも大事ですが、リアルな動向を把握している転職エージェントや、近しい知り合い・友人に聞いてみた方がより精緻な数字を知ることができると思います。
あと意外と知られていないのが、「手当」による収入の増加です。これは該当する人しかもらえない権利なので、そうでない人が知るケースはあまりないかもしれませんが、月あたりの金額があまり多くなくても、年間で捉えると大きな変動要素になります。
最もポピュラーなのは「残業手当」ですが、それ以外にも会社から近い駅に住むと支給される「住宅手当」といったものも給料にカウントされます。志望する転職先にどういった制度があり、それにあなたの条件が合致するのかどうか、事前に調べておくと良いでしょう。
私の場合は単身赴任の経験がありますが、月の給料とは別に「単身赴任手当」というものが出ました。家庭のある人が配偶者や子と離れて暮らさざるを得ない状況になった時に支給されるものですが、これは収入にカウントされるため、当時かなりの年収アップにつながりました。
本日のコミュニケーション処方箋:転職時に年収を一気に上げるのは難易度が高い。自分がもらっている給料レベルを把握した上で、手当などの制度の有無を調べてみる
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