おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
本日は週末恒例、「名言に学ぶコミュニケーション」をお届けしたいと思います。
※ネタ元はこちらの「名言ナビ」になります。
子供は叱るのではなく躾ける、押しつけるのではなく教えてやるとよい方向へ伸びると実感している。
でも、これって上司と部下、先輩後輩の関係でも重要なポイントだと思う。
これもすごく実感値のある言葉です。私には1歳の子どもがいるのですが、こちらが押し付けても何も理解してくれません。基本は自分が好きなように遊ばせているのですが、新しいおもちゃを与える時に、「楽しめる使い方」を1度教えます。そうすると後は自分で咀嚼して、時には教えていないような遊び方を自分で見つけて楽しんでいる様子が伺えます。
これが分別のある大人同士の関係になると、なぜか自分のやり方を押し付けたがる人がでてきます。私も今までのサラリーマン生活で何人もそういった上司・先輩と出会ってきましたが、中にはそういった押し付けるようなことはせず、「こういったやり方もあるよ」と教えてくれたり、その人からは何も言わず、振る舞いや言動から学びを得たケースもありました。
やはり後者のようなケースの方が、自分の中で学びを消化しやすく、その後に活かしていくことができた実感があります。そういった実感値ができると、こちらでも書いたように、「人の良いところを見つけ、それを自分の中に採り入れる」という癖がつくようになってきます。そうなってくると、上司や先輩だけでなく、同僚や後輩も含めて、幅広く「学びのチャンス」が巡ってくるようになります。
部下や後輩に対して、ぜひ「押し付ける」のではなく、「教える」ことを意識してみてください。また教え方にも、言葉で伝えるだけでなく、自らの振る舞いを感じ取ってもらうやり方もあります。部下や後輩の特性や性格を見極めながら、その人に「伝わる」教え方を選んでみてください。
本日のコミュニケーション処方箋:部下や後輩には、「学びのチャンス」を提供する観点で、自分の考え方・やり方を教えることを意識してみよう。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!