夕刻、南青山のスターバックスに集まったのは、佛像會の面々。
50センセイのプロデュースする新年企画として、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に佛像部一同で参加した。
すじてつジャストライン-DIALOG IN THE DARK すじてつジャストライン-DIALOG IN THE DARK

K部員が遅れた関係で2組に分かれるはずだったが、調整して頂けたお陰で6人一緒にスタート。
説明を聞きながら、暗室に慣れていくのだが、それでもこわごわとしか動けない。
まず何かぶつかることを恐れ、足元の感覚が変わることを恐れる。
白杖を手にしているものの、使っているなどと到底いえない。
入って行った先に何があるかは、こちらのインフォメーションで簡潔に示されている。
盲のアテンドに付き従って、声を掛け合い、手を取り合い、あるときは順番に進み、あるときは並んで、そこにどんな空間が広がっているのかをたしかめていく。
水、土、枯葉、縁側、畳、腰掛けて飲むビイル(そういえば、銘柄分からずじまい)…
視覚の遮られた状態で、何をもって世界を把握していくのか。そこに「ダイアログ」の意味がある。
長野の善光寺でよく知られている「お戒壇巡り」。その現代版といえるかもしれないが、体験としてはかなり深くて大きなものだろう。


“お正月バージョン”として、初詣、年賀葉書、があった。
指でおよその位置を確かめながら書いた字は、まあまあちゃんとしているものだった。
すじてつジャストライン-点字のおみくじと暗闇で書いた葉書
もっとも、明るい場所で書いたところで、大して変わらないかもしれないが…

佛像部新年会はこのあと、鉄板中華シャンウェイで行われるが、すじてつさんは別件につき銀座へと移動する。