「きょうは何の日」を紹介しているところがいくつもあるが、3月11日は麺の日、と書かれていたので「あれ!?」と思って調べたら、毎月の11日がそうなんですな。形状そのままということだけれど、制定したのは平成11年。これは気が利いている。
夕刻、きっちりと牛込神楽坂駅上の牛込箪笥区民ホールへ。
神楽坂伝統芸能2010
すでにイベントとしては始まっているのだけれど、今回は「神楽坂劇場二人会」へ。
ここは前に一度だけ来たことがある。サイーンホのライブ。あれからおよそ20年か…
そんなことを思いながら、席を探しに入っていくと、上手側から番号振ってあるのはちょっと珍しいんでないか。
たどり着いてみたら、ほぼ中央、ポジションが良すぎて恐縮してしまうくらい。
おかげで好演をさらに印象深く聴いた。
神楽坂劇場二人会 立川志らく・柳家喬太郎
立川らく太「がまの油」
立川志らく「松竹梅」
柳家喬太郎「錦木検校」
(中入り)
柳家喬太郎「饅頭こわい」
立川志らく「柳田格之進」
「がまの油」、すべり出しは上々だったが、緊張か何か、どんな汗か分からないけれども、途中から汗を流しながら演じるらく太。
「錦木検校」は哀しい結末ではあるけれども、「三味線栗毛」ではなく、喬太郎にはこういう余韻を味わえる噺のほうが合っている感じがした。
志らくが最初に、2人会におけるそれぞれのプレッシャーについて触れていたが、中入り後に「饅頭こわい」がきて、「五十番」を危うく抜かしそうになったとはいえ、喬太郎ワールドを盛り上げてきたのに対し、最後の「柳田格之進」。これは「錦木検校」の対としてもぴったりくるのではないか。
もっとも、「柳田格之進」はかなりパンチが重い。しかし圧倒的に救われない噺の結末でも、徳兵衛のような者が加わるから、落語になる。
本当は、万屋ほどの人物ならあんな徳兵衛が育つのか、と突っ込みたくなるけれど、そんな整合性を詮索する意味はない。
余韻は「藤や」で1杯。喜久酔の上本、燗で錦響。ばっけ味噌がうまかった。タラの芽天ぷら、〆鯖も頼んでしまう。ラストオーダーといわれて、タコとネギのかき揚げという珍しいのも。
諸事情があって麺は食べずじまい。夜はいちおう身体に配慮したということで。
夕刻、きっちりと牛込神楽坂駅上の牛込箪笥区民ホールへ。
神楽坂伝統芸能2010
すでにイベントとしては始まっているのだけれど、今回は「神楽坂劇場二人会」へ。
ここは前に一度だけ来たことがある。サイーンホのライブ。あれからおよそ20年か…
そんなことを思いながら、席を探しに入っていくと、上手側から番号振ってあるのはちょっと珍しいんでないか。
たどり着いてみたら、ほぼ中央、ポジションが良すぎて恐縮してしまうくらい。
おかげで好演をさらに印象深く聴いた。
神楽坂劇場二人会 立川志らく・柳家喬太郎
立川らく太「がまの油」
立川志らく「松竹梅」
柳家喬太郎「錦木検校」
(中入り)
柳家喬太郎「饅頭こわい」
立川志らく「柳田格之進」
「がまの油」、すべり出しは上々だったが、緊張か何か、どんな汗か分からないけれども、途中から汗を流しながら演じるらく太。
「錦木検校」は哀しい結末ではあるけれども、「三味線栗毛」ではなく、喬太郎にはこういう余韻を味わえる噺のほうが合っている感じがした。
志らくが最初に、2人会におけるそれぞれのプレッシャーについて触れていたが、中入り後に「饅頭こわい」がきて、「五十番」を危うく抜かしそうになったとはいえ、喬太郎ワールドを盛り上げてきたのに対し、最後の「柳田格之進」。これは「錦木検校」の対としてもぴったりくるのではないか。
もっとも、「柳田格之進」はかなりパンチが重い。しかし圧倒的に救われない噺の結末でも、徳兵衛のような者が加わるから、落語になる。
本当は、万屋ほどの人物ならあんな徳兵衛が育つのか、と突っ込みたくなるけれど、そんな整合性を詮索する意味はない。
余韻は「藤や」で1杯。喜久酔の上本、燗で錦響。ばっけ味噌がうまかった。タラの芽天ぷら、〆鯖も頼んでしまう。ラストオーダーといわれて、タコとネギのかき揚げという珍しいのも。
諸事情があって麺は食べずじまい。夜はいちおう身体に配慮したということで。