今年も残すところあと11カ月ですよ。1月行く2月逃げる3月去る、ときたもんだ。
今日は節分、明日は立春だけれど「暦の上では春」ってのはもう止めてほしい。最低の紋切り型だ。
だいたい誰もがそうじゃないって解っているのに。
旧暦とか農暦とか使って言うなら許せる。
それはともかく、節分でどの寄席も豆まきをして、手ぬぐいも飛んでくるというので、行ってみることにした。
通常だと、白酒主任の鈴本上席を目指すところだが、初っ端でわさびさんは登場しない。地下鉄1本で行ける新宿末広亭にしてみた。
じつに十数年ぶりである。学生時代以降は来たことあったか!?
本当は、新橋RedPepperで桂しん吉さんの会もあり、DMを頂いていたのだが、天秤にかけたわけではない。節分に頭がいっぱいで、すっぽ抜けてしまったんである。(次は行きたいと思います)
新宿末広亭2月上席夜の部
…
初音家左橋「長屋の花見」
古今亭志ん輔「夕立勘五郎」
入船亭扇橋「つる」
アサダ二世 マジック(ロープ、トランプ)
林家木久扇 漫談(内閣月旦、物まね~時代劇も)
(お仲入り)
桂三木男「悋気の独楽」
大瀬ゆめじ・うたじ 漫才(箸の話)
柳家さん生「松山鏡」
入船亭扇遊「浮世床」(夢の逢瀬)
林家正楽 紙切り(相合傘、龍虎の争い、古稀、貴乃花)
林家たい平「芝浜」
一番前に座れたのだが…手ぬぐいは遠くか横へ飛び、つかめたのは豆だけだった。まあもらっただけいいとするか。
志ん輔のは噺そのものは若干解りづらいが、浪花節の声が聴けたのはよかった。
木久扇は三木助の話なども。
ゆめじ・うたじのマイ橋、いやマイ箸はなかなかウケる。
さん生のサゲは髪型(頭)の勝利でもある。「かかみせ」「こと・しゃみせん」
たい平は宣言して「芝浜」。くすぐりもありつつ、がっちりと。噺が有名なだけに、ことさら感情を押し殺したり搾り出したりする必要はないのかもしれないが。
じっくり聴いたあとで外に出ると道路が濡れている。ちらちら雪になっていた。月曜日ほどではないが、いい演出だなぁ。
しかしえらく寒い。
こういうときに限って、どこで何を食べるか頭に浮かばず、付近の店も単独で入るに決め手を欠く。
しかも、急に思い出して、6丁目の医大通まで行ったのに、入りたいと思っていたアゼリ料理の店、違うのになっていた。「アザリマトバック」、一体どうなっちゃったの!?
結局もとのほうへ戻って、大衆奄美料理「たかぐら」。
入る前に周囲をうろうろしていたら、タイかどこかの青年たちが、○○はどこにありますか?と尋ねてくる。聞いたことのない単語だったので訊き返すと、ディスコを探しているようだった。残念ながら知りません。
次いで、30過ぎくらいのサラリーマン風2人が、中通りはどこですか?と。
2丁目に居ると思うと、なんとなく警戒心が起きてしまう。勘繰りすぎだろうか。
さて、「たかぐら」である。
徳之島出身という主人のやっている店。「あなた、前に来たことある?」といきなり。あちら風の濃さが感じられるのかなぁ?
お通しがエビと春菊か何かのゴマペースト和え。島かまぼこ。ヤギ汁と書いてあったので、頼んでみると、キャベツ、ネギ、豆腐などとともに入った味噌仕立ての鍋もの。沖縄と違って、若いメスのヤギで臭みはないとのことだった。割と上品な仕上がりであり、ワイルドさはあったらあったでまあいいと思えるんだが。でも沖縄の人でもヤギは食べないという話はちらほら聞いたことがある。やはりあまり獣臭いと大変なんだろう。
黒糖焼酎のお湯割りとともに、温まった。
帰宅して、ポチ袋に入った豆をかじった。歳の数だけ口にするには遅いので、何粒か。
近頃では豆まきよりも恵方巻のまるかぶりらしいが、あの風習にはどうも馴染めない。だいたいコンビニがここ10年ばかりでやり始めたことだろう。そもそも恵方なんて携帯では変換できないし(IMEでは出た)。
恵方と言えば家では穴八幡から一陽来復をもらっているが、貼るのは年越しの瞬間。一度だけ都合つかず立春に貼ったことがあった。
今日は節分、明日は立春だけれど「暦の上では春」ってのはもう止めてほしい。最低の紋切り型だ。
だいたい誰もがそうじゃないって解っているのに。
旧暦とか農暦とか使って言うなら許せる。
それはともかく、節分でどの寄席も豆まきをして、手ぬぐいも飛んでくるというので、行ってみることにした。
通常だと、白酒主任の鈴本上席を目指すところだが、初っ端でわさびさんは登場しない。地下鉄1本で行ける新宿末広亭にしてみた。
じつに十数年ぶりである。学生時代以降は来たことあったか!?
本当は、新橋RedPepperで桂しん吉さんの会もあり、DMを頂いていたのだが、天秤にかけたわけではない。節分に頭がいっぱいで、すっぽ抜けてしまったんである。(次は行きたいと思います)
新宿末広亭2月上席夜の部
…
初音家左橋「長屋の花見」
古今亭志ん輔「夕立勘五郎」
入船亭扇橋「つる」
アサダ二世 マジック(ロープ、トランプ)
林家木久扇 漫談(内閣月旦、物まね~時代劇も)
(お仲入り)
桂三木男「悋気の独楽」
大瀬ゆめじ・うたじ 漫才(箸の話)
柳家さん生「松山鏡」
入船亭扇遊「浮世床」(夢の逢瀬)
林家正楽 紙切り(相合傘、龍虎の争い、古稀、貴乃花)
林家たい平「芝浜」
一番前に座れたのだが…手ぬぐいは遠くか横へ飛び、つかめたのは豆だけだった。まあもらっただけいいとするか。
志ん輔のは噺そのものは若干解りづらいが、浪花節の声が聴けたのはよかった。
木久扇は三木助の話なども。
ゆめじ・うたじのマイ橋、いやマイ箸はなかなかウケる。
さん生のサゲは髪型(頭)の勝利でもある。「かかみせ」「こと・しゃみせん」
たい平は宣言して「芝浜」。くすぐりもありつつ、がっちりと。噺が有名なだけに、ことさら感情を押し殺したり搾り出したりする必要はないのかもしれないが。
じっくり聴いたあとで外に出ると道路が濡れている。ちらちら雪になっていた。月曜日ほどではないが、いい演出だなぁ。
しかしえらく寒い。
こういうときに限って、どこで何を食べるか頭に浮かばず、付近の店も単独で入るに決め手を欠く。
しかも、急に思い出して、6丁目の医大通まで行ったのに、入りたいと思っていたアゼリ料理の店、違うのになっていた。「アザリマトバック」、一体どうなっちゃったの!?
結局もとのほうへ戻って、大衆奄美料理「たかぐら」。
入る前に周囲をうろうろしていたら、タイかどこかの青年たちが、○○はどこにありますか?と尋ねてくる。聞いたことのない単語だったので訊き返すと、ディスコを探しているようだった。残念ながら知りません。
次いで、30過ぎくらいのサラリーマン風2人が、中通りはどこですか?と。
2丁目に居ると思うと、なんとなく警戒心が起きてしまう。勘繰りすぎだろうか。
さて、「たかぐら」である。
徳之島出身という主人のやっている店。「あなた、前に来たことある?」といきなり。あちら風の濃さが感じられるのかなぁ?
お通しがエビと春菊か何かのゴマペースト和え。島かまぼこ。ヤギ汁と書いてあったので、頼んでみると、キャベツ、ネギ、豆腐などとともに入った味噌仕立ての鍋もの。沖縄と違って、若いメスのヤギで臭みはないとのことだった。割と上品な仕上がりであり、ワイルドさはあったらあったでまあいいと思えるんだが。でも沖縄の人でもヤギは食べないという話はちらほら聞いたことがある。やはりあまり獣臭いと大変なんだろう。
黒糖焼酎のお湯割りとともに、温まった。
帰宅して、ポチ袋に入った豆をかじった。歳の数だけ口にするには遅いので、何粒か。
近頃では豆まきよりも恵方巻のまるかぶりらしいが、あの風習にはどうも馴染めない。だいたいコンビニがここ10年ばかりでやり始めたことだろう。そもそも恵方なんて携帯では変換できないし(IMEでは出た)。
恵方と言えば家では穴八幡から一陽来復をもらっているが、貼るのは年越しの瞬間。一度だけ都合つかず立春に貼ったことがあった。