ここなのだ1時間余り乗って、ここまでやってきた。それほどの距離でもないかもしれないが、普段と反対方向の電車に乗って進むだけで、旅になる―ということを尾辻克彦(=赤瀬川原平)が書いていた。駅の東側から坂を上って青梅線を跨ぎ越す。普通の住宅じゃないなと思ったら、割烹だった。家と蔵がくっついたような造りが不思議。