午前中に来客の用があって、昼からしか動けないなとは思っていたが、話が長引いて本当に出る時間が遅くなってしまった。
土日で根津・千駄木下町まつりが行われていて、根津のふれあい館では下町寄席というのをやり、タダで聴けるというので足を運んでみた。
その前に根津神社入口の「けい」で食べてみたかったランチを。談志が宣伝を書いていて、いくつかメニューがあったが、ネギトロと山芋丼。結構腹にたまった。

さて、下町寄席。
三遊亭きつつき「子ほめ」
林家花 紙切り(舞妓、干支・ヘビ、神輿、歌丸師匠、似顔)
三遊亭神楽「釜泥」
宝井琴柑「扇の的」

きつつきは初めて聴いたが、勢いのある感じ。何だか気になる、というタイプの人かな。
花さんは8月以来2度目となる。練れてくればいいが、変に馴れちゃって欲しくはない。
神楽はつい「かぐら」と思ったが、円楽の弟子で「じんらく」なのか。本名(姓)から取ったものだ。根津を下町ワンダーランドに、師匠と修業の話、その次に素晴しい(!?)江戸川の話、治安のことから犯罪ときて、泥棒の話へ。マクラもずいぶん長めだったが、じっくりとして悪くはない。
そして、高座返しをしていた女の子が、釈台を運んできて、はて何だろうと思ったら、座布団に座る。次に出る琴柑その人だった。
前座だそうだが、しっかりしゃべって小気味良い。那須与一の扇の的、という話も気持良いものだ。

本当はあと1席となるが、あとの予定が控えているため会場をあとにする。
会場の入りが案外多めで、入れ替わりもあったので、安心して出ることに。