夕刻上野へ。バスより早い時間だったのでずっと歩いて行ってしまった。

鈴本演芸場 10月中席夜の部
前座 柳家緑君「道灌」
古今亭ちよりん「出来心」
ダーク広和 マジック(ハンカチ、カード)
古今亭菊志ん「湯屋番」
柳家喜多八「いかけ屋」
大瀬ゆめじ・うたじ 漫才(秋刀魚と鰹の話)
柳家さん喬「天狗裁き」
五街道雲助「壺算」
(お仲入り)
林家正楽 紙切り(舞妓、大正池、お酉様、栗拾い、紅葉狩り)
五明楼玉の輔「生徒の作文」
鏡味仙三郎社中(仙三郎) 太神楽(傘の回し分け、土瓶)
古今亭菊之丞「火炎太鼓」

緑君(ろっくん)は花緑の弟子とのこと。シイタケがあおりを喰らったような…の件をぱぱっと喋るところが気持いい。
「出来心」は1週間前のほうが感じがよかったかも。
菊志んは変わらずおもしろい。でも「湯屋番」としては先週の一朝かな。
「天狗裁き」、さん喬のあの何ともいえない表情と間には釣り込まれてしまいますな。
(そのあと仲入りを前にしてビイルが効いてきてしまった、、、)
紫文が見られなかったのは残念だが、代演の正楽さんは楽しそうにやっていて見ているほうもいい気分になった。栗拾いのあとに紅葉狩りって頼むのは構図がほとんど変わらなくて芸がないんじゃないか?(芸人への配慮!?)
仙三郎社中は仙三郎ソロ。傘で湯呑みを回すのは初めて見て目を丸くした。土瓶はお見事。
そしてトリ。
マクラで青森の4公演の話から、今は見なくなったものについて、物売りの売り声をいろいろやって、とても心地良いし笑えるところが随所に。くず屋、道具屋と出てきたのでこれは来るかなと思ったら、太鼓になった。途中で方針転換したかな!? 明日「井戸の茶碗」がかかるのだろうか。
300両もあったら一生ラクに暮らせるのかなぁ、それとも身につかずどんどん消えてってしまうのだろうか。