夕方、上60のバスに乗って鈴本へ繰り出す。
連休中とはいえ、チケット買うのに行列しているとは思わなかった。
$すじてつジャストライン-鈴本の行列
こんなの初めて…と思っていたら、今日は中席の初日だった。

鈴本演芸場 10月中席夜の部
前座 林家はな平「たらちね」
古今亭ちよりん「出来心」
花島世津子 マジック(ハンカチ、カード、新聞紙、カード)
古今亭菊志ん「転失気」
柳亭左龍「家見舞」
大瀬ゆめじ・うたじ 漫才(秋刀魚と鰹の話)
春風亭一朝「湯屋番」
五街道雲助「粗忽の釘」
(お仲入り)
柳家紫文 三味線漫談
五明楼玉の輔「財前五郎」
鏡味仙三郎社中(仙三郎・仙志郎) 太神楽(五階茶碗、土瓶、笠の交換取り)
古今亭菊之丞「幾代餅」

ちよりんの描く泥棒になり切れない泥棒、憎めない感じで合っている。
菊志んは菊之丞の弟弟子、初めて聴いたけれどいいな。
左龍、一朝は代演だが聴けてよかった。
「粗忽の釘」、粗忽の亭主が隣家へ行って落ち着こうとして落ち着きすぎて何がなんだか、となる様子はおかしかった。
柳家紫文の鬼平ネタ(ネタそのものは鬼平じゃないんだが)は聴くとクセになる感じだ。この人なぜか、高崎出身なのにシャイニーのCMに出ていた。
玉の輔のは検索で出てきた題名をそのまま書いたが、気弱な医者がなぜ財前!? まあそれはいいけれど、噺の全体としてはおもしろいのに、オチの分かり方が若干物足りない。
そしてお目当て。飲む打つ買うの三悪から吉原の話になり、絵草子の花魁に恋の病…となっていくが、中盤以降あっさり目なのは、全体のバランスとしたらちょうどいいというところだろうか。

さて、もう1回は聴きに行けたらいいと思うが、一度はやると語っていた「井戸の茶碗」には当たるかな。