朝しか時間がなかったので、道場へは9時台に行ってわずかばかり引く。
そして慌しく移動し、宝塚雪組公演へ。
今日は2回公演で11時からと早い。ちなみにあとのは貸切となっていた。
愛原実花が娘役トップでは初お目見えということで注目度も高い様子だが、完全に売切れとまではなってないらしい。

$すじてつジャストライン-東京宝塚劇場

「ロシアン・ブルー」
スクリューボール・コメディーを謳っていたが、歴史的な背景が頭の中をちらちらしてしまうので、同じ歴史ものでも漫画がベースとしてあったベルばらと違って、突っ走るのは難しい。
変化球というより、ひねりすぎだろう。
幕が開いて、群集の中から主役が出てくるというのも珍しい趣向のような。
お話だから、架空の人物と実在した人物が出てくるのは当然だし、スターリンのそっくりさん俳優という役どころ(これは実際に居た人だそうで→Mikheil Gelovani、北朝鮮における1号俳優と同じような位置づけだろう)があるのはおもしろいが、その後の粛清時代が思い出されて単純に笑うことができない。
しかし汝鳥怜のキャラクターはいいなぁ。
実在の人物としては、ニコライ・エジョフが「エジェフ」と書かれていたのは気になった。綴りを見るとёは使ってないし、パンフレットの英語表記もoで書いてあったのに。
名前は出てこないが、曲が使われているショスタコーヴィチ。交響曲第5番、ジャズ組曲からのフレーズがあって個人的にはうれしい。
ところで、話の中で「ロシアン・ブルー」の語が大して効いてないような…。
そういえば愛原実花の制服はブルーだったが…くるぶし近くまである丈のスカート、踊りにくいですわねきっと。

「リオ・デ・ブラボー」
派手派手しいカーニバルの光景に、リオの下町、黒社会(ボスとか、ルパンみたいな盗賊とか)、結ばれぬ愛、など織り交ぜられてなかなか楽しい。
「黒いオルフェ」ではないが、カーニバルそのものが光と影の両面を持ち合わせているのかもしれない。
中詰め(という言葉は初めて知ったが)の、ポンポンを持ってさあご一緒に、だけれど、別に買わなくてもいいかなというのがすじてつさん個人の気持で、通路側に居たらやはり持ってたほうがより盛り上がったのかしら、となってしまうのがそれはそれで理解できる。それでもある部分傍観者であるので自分では買わないけれど。
ところで、最初の演目で、愛原実花の歌にどうも無理があると感じたのだが、緊張だけでなく、合う音域が本当は低いほうなのだろうということも察することができた。
水-愛原の最適解はどのような組合せにあるのかということも、これからの考えどころなんでしょうな、彼女が育っていくことももちろんだけれど。

チケット手配の関係で、母と、母の親友Sさん、そのまた友達のSさんと一緒に観たので、ちょっとお昼でもということになる。
しかしその前に、Sさんがマーベラスクリームを食べてみたいというので、1つ買って皆で分ける。こちらはごく1口程度。
さてお昼の場所だが、鹿児島のアンテナショップとか、2、3挙げてはみたが、心を捕らえるまではいかないようで、歩きながら銀座側へ移る。
結局、銀座コアの「つばめグリル」に入った。
ジャーマンハンブルグステーキ、中ジョッキ。皆でつまみにニシンの酢漬けつばめ風。
$すじてつジャストライン-つばめグリル ジャーマンハンブルグステーキ
レーベンブロイはキャンペーン価格でくじ引きもやっていた。ハズレ、でメモ帳をもらう。

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

¥1589

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

¥2415

ショスタコーヴィチ:ジャズ音楽集

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