暗いうちから何度も変わる妙な天気だ。
珍しく外へ出た際も、パラパラの雨に始まり、上がったあとはカッと照りつけたり、またスコール的に降ったり、要するに東京の熱帯化は進んできて、エアコン無しの暮らしは成り立たなくなるのかなあ。
川崎市内で2カ所移動して、某社では20階の来賓室へ通されてさすが大メーカーなのかなと思う。

上司に同行だったので、武蔵某駅近くで1杯飲ってから上野広小路へ。

鈴本演芸場 7月下席夜の部

ホンキートンク 漫才
林家正楽 紙切り
五街道雲助「鰍沢」

着いたのがちょうどと言ったらいいのかお仲入りの時間。
ホンキートンクに恨みはないが、日曜日見たばかりのロケット団がどんな展開をするのか気になった。。。
正楽師匠は、「朝顔の観察」「もずく」「マチュピチュ」「鰍沢」
「もずく」ったって何を食ってたっていいようなものではあるが、まとめてしまうのがやはり師匠。

ラジオのメロドラマか朗読劇のような雰囲気がしてぐっと引き込まれるが、しっとりとした話が突如、徳利に入っていたものが何かと判明してから、恐怖映画のような展開になって驚いた。
それが仕舞いに、お材木のサゲとなるわけだが、雲助師匠はもとの芝居噺としての口上を付けている。現実の世界に戻る前に、ワンクッション置かれたようで、全体の構造としても締まりが効いて感じられる。

鰍沢はいいよ、と推してくれたあやこさんとともに、「夜行列車」へ。ちょうどうまい具合に2席あった。
上喜元、一耕といく。
帰りは例によってテクシーだが、オークラのところから不忍池へ抜けようとしたら、「おニイさん、遊んでかない?」の婆ア、もといベテランお嬢様に声をかけられてしまった。池の周りでは提灯の下、睦み合う人の姿も。