小杉展示館を出て、鷹寺橋を渡りぐるっと回り込むようにして、竹内源造記念館にたどり着いた。

すじてつジャストライン-竹内源造記念館
昭和9年に小杉町役場として建てられたもの。戦前は入口に車寄せが付いていたそうだ。

ちなみに向かいの美容室も漆喰看板。
すじてつジャストライン-美容室の看板も

1階は考古学資料の展示…だが、さっそく竹内源造作品が。
すじてつジャストライン-恵比寿大黒

2階は鏝絵ワールド。
竹内源造作品はもちろんだが、最近の鏝絵コンクール入賞作にも見事なものがある。
小杉は昔から壁職人が多く「小杉壁屋」は名を馳せたそうだが、今に至るまで伝統が生きているのだろうか。

すじてつジャストライン-鳳凰の飾り
議場として使われたホールにある鳳凰の飾り。
こちらも恵比寿大黒。
すじてつジャストライン-恵比寿大黒

土蔵の妻面に付いていた龍ですな。
すじてつジャストライン-龍

そして、唐獅子牡丹。つぶらな瞳がちょっとかわいい。
すじてつジャストライン-唐獅子牡丹

第一薬品工業の事務所として使われた建物の天井を飾っていた四羽の鶴たち。
すじてつジャストライン-四羽の鶴

鏝にもいろいろあるものだ。これくらいでなければ細かな装飾は作り上げられないということか。
すじてつジャストライン-鏝の数々

朝鮮銀行大連支店の装飾も手がけたそうで、写真が展示されていた。中国人民銀行を経て、今は中国工商銀行のブランチらしい。大連を訪れたときは竹内源造の名前も知らなかった。今度行くことがあったら細部を見てみよう。